2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧
優れたアイディアを出すには数が必要だ。 いきなり一発で出ることは少ない。 1000本ノックのようにまずは数を出さないといけない。 著者がアイディアを出すときには、まずきっかけとなるキーワードを出す。 テーマを1つ決めて、そのテーマから連想される29の…
熊本県に、元刑事の経営コンサルタントがいる。 刑事の引退後の職業としてはかなり珍しいのだが、 優れた経営コンサルタントとして日本全国を飛び回っている。 彼はクライアントから依頼があると、現場を見せてもらう。 問題解決の鍵は現場にある、という考…
人間の脳には「保留」という働きがある。 AさんならAさんという人物の顔かたちなどを記憶する場合、 脳は隅から隅まで全て正確な認識をせず、 「ざっとこんな感じ」と曖昧な覚え方をする。 最初は厳密な認知を保留するのである。 これは、取り入れた情報を最…
プロは念入りに確認する。 本書の著者は、インバスケット思考の講師として研修を行なっている。 研修の前には、開始時間や会場入りの時間、会場の備品や ホワイトボードのマーカーなどを念入りに確認する。 その上で「何か他に確認し忘れたことはないか」を…
何かの理由で叱られたとき、人の反応は2つに分かれる。 一つは「叱られてしまった」という被害者意識の感情である。 叱れられた理由よりも、叱られたという「事実」に気持ちが向いて落ち込む。 もう一つは「何で叱られるようなことをしてしまったのだろう」…
その場で報告すればいいことを、「調べて後で報告いたします」と言う人がいる。 仕事に不真面目というわけではなく、むしろ仕事熱心で、 少し製品のことを聞くと事務所に戻って調べたり、 休みの日でも自分の個人メールから回答するような人がいる。 帰って…
それほど叱られると思ってなかったのに、 「なんてことをしてくれたんだ!」と上司が怒ることがある。 言い訳をたくさん考えていたのに、 「わかった。今度は気をつけてくれ」とあっさり終わることもある。 世の中には数え切れないほどの失敗があるが、 大き…
このブログでは、50記事がたまるごとに振り返りをしている。 今回振り返ってみると、同じ記事を書いているわけではないが、 内容が昔の記事と多少重複しているのもいくつかあった。 以前はそういうことはすごく気になったのだが、 今は気にしていない。 同じ…
イチロー選手がピッチャーの西崎幸宏選手と対戦したとき ボールをとらえたイチロー選手は三遊間を飛んでいくボールをイメージしながら 走り出した。しかし結果はボテボテのセカンドゴロ。 にもかかわらず、一塁を駆け抜けたイチロー選手は今までにない感覚を…
「楽しい」と「楽」は違う。 本当に「楽しい」という状態は、何かを達成したときに得られる満足感や達成感、 やりたいことをやっている時の充実感のある状態である、と著者は言う。 ただし、この種の「楽しい」には、苦しみや困難、プレッシャーが伴う。 だ…
世間の声に耳を傾けることは大事だ。 だが、世間はきまぐれである。 人によって言うことが違うし、同じ人でもその時の気分によって態度が変わる。 同じことをやっても「よくやったね」と褒められるときもあれば、 「なんだそれしかやってないのか」と言われ…
自分の好きな仕事、やっていて全く苦にならない仕事を 著者は「安心領域」と呼んでいる。 「今の自分」で「安心しながら」出来てしまう、身の丈仕事である。 しかし、安心領域の仕事だけやっていても成長しないという。 つまり自分の安心領域が拡大しないと…
何か面倒な仕事が終わったときに 「がんばったー。今日は終わり!」と考える人がいる。 人は何か嫌いなものを行なった後は、「ご褒美として甘えてもいい」と感じる。 心理学的に明らかになっている。 ここまで頑張ったんだからサボってもいいよね、という感…
かつて「稼ぐ人、安い人、余る人」という本がベストセラーになった。 これは人材を「能力が高い人」「中くらいの人」「能力が低い人」に 分類し、それぞれがこれからどのくらいの稼ぎになるのかを分析した本である。 「能力が高い人」はもちろんこれから稼ぐ…
経済学の需要には2種類ある。 一つは「いいなあ。いつか欲しいなあ」という願望に近い需要。 もう一つは、買うためのお金をちゃんと持っている前提で 「欲しい」と思っている需要である。 後者の需要を「有効需要」と呼ぶ。 「有効」ということは、後者の需…
著者の高岡浩三氏は、自分の人生は42歳で終わると思っていて、 そこから人生を逆算して「ネスカフェ」や「キットカット」など 多くの製品を販売している食品メーカーの社長になった。 結婚についても42歳を締切としたときに、子供には17歳になってほしかった…
ネスレ日本のCEOの高岡浩三氏は、大学時代にテニスのコーチのバイトをしていた。 ある日、生徒からの紹介で、評論家の竹村健一氏をコーチすることになった。 竹村氏はテニスの初心者である。テニスラケットも買ったばかり。 普通なら、まずグリップを教えて…
「ぱなし」を無くすと品が生まれる、と著者は言う。 キャップの開けっ放しなどから夫婦喧嘩が始まる。 子供はおもちゃの出しっぱなしで怒られる。 食べたあとの食器を置きっぱなしで片付けないと、 食器がぶつかって割ることもある。 「ぱなし」状態を無くす…
ヒト・モノ・カネという経営資源を動かすには3つの理由が必要である。 失敗しない理由、成功する理由、そして自社でやる理由である。 まず手がけるべきは失敗しない理由だ。 これについては以前にブログで書いた。 hyakutakenikki.hatenablog.com 成功する理…
街のブティックのショーウインドーは、常に季節を1ヶ月先取りする。 まだ暑いのに秋物、まだ寒いのに春物を売る。 これがあることで、先行して季節感を感じられる。 小売業では、その季節が来る前に季節物を店に並べる。 家電でも、春先の引越しのシーズンの…
すごい人というのは、行動する前に「完成イメージ」を描いている。 それを裏付けるのは、これまで培った経験と直感である。 では経験量が足りない人はどうすればいいか。 「完成イメージ」は無理でも「プロトタイプ」を作ればいい、と著者は言う。 プロトタ…
本当に発展する会社は、会議で発展する、と著者は言う。 「日本は無駄な会議が多過ぎる」「会議なんてないほうがいい」という意見は よく本でも目にするが、それはきちんとしたやり方をしてないのだという。 きちんとした会議ができる条件は何か。 それは「…
著者の主宰する勉強会の会員に、カイロプラティックやマッサージの治療院を 経営している青年がいた。 治療院業界というのは保険を使って治療していくケースが多いのだが、 法改正でその保険が対象外になってしまい、保険で商売することができなくなった。 …
「品」とは一言で言うと「ぶつからないこと」だと著者は言う。 品のない人は他人にぶつかる。さらには謝らないこともある。 エスカレーターでは、片側は歩いて上っていく人、 片側は立ったまま乗っている人に分かれる。 電車に早く乗りたくて急いでいる人は…
来年の自分の年収は最高でどれくらいになるだろうか。 今頭に思い浮かんだ数字の金額以上の年収は望めない、と著者は言う。 つまり、自分の思い描く目標の、天井の高い人のほうが勝つ。 だからこれから何か思い描くときは、「このくらいだったら嬉しいかな」…
お菓子業界や食品業界というのは、美味しいものは売れないのだという。 何故かというと「美味しすぎるから」である。 本当に美味しいものは、一度食べると満足するため、 そこそこは売れるが爆発的には売れない。 逆に、30万個とか50万個とか売れる商品は、…
「学ぶ」とは「真似ぶ」から来ているという有名な話がある。 結果をだすための近道は、結果を出している人を「ベンチマーク」することだ。 要するに優れた人を徹底的に真似するのである。 「自分流」よりも徹底的に「真似る」ほうがうまくいくと著者は言う。…
「ほとんどの人が下に向かって焦点を合わせる。 成果ではなく努力に焦点を合わせる。 組織や上司が自分にしてくれるべきことを気にする。 そして何よりも、自らがもつべき権限を気にする。 貢献に焦点を合わせることが成果をあげる鍵である。(ドラッガー)…
自らの成長につながる最も効果的な方法は、自らの予期せぬ成功を見つけ、 その予期せぬ成功を追求することである。ところが、ほとんどの人が、 問題にばかり気をとられ成功の証を無視する。(ドラッガー) いつもより早く契約を結ぶことができた。 意外とス…