百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

本当に美味しいお菓子は爆発的に売れない 「気絶するほど儲かる絶対法則 (石原明)」

お菓子業界や食品業界というのは、美味しいものは売れないのだという。

何故かというと「美味しすぎるから」である。

本当に美味しいものは、一度食べると満足するため、

そこそこは売れるが爆発的には売れない。

 

逆に、30万個とか50万個とか売れる商品は、どちらかというと

中途半端な味が多いのだそうだ。

「まあまあ美味しいけど、ものすごく美味しい!というほどでもない」くらいだ。

赤福」とか「東京ばな奈」とかもそうである。

美味しいか美味しくないかで言うと美味しいが、

ものすごく美味しいほどでもないものがよく売れる。

なので、材料もそこそこのほうがよい。

凝りすぎるとうまくいかないのである。

 

美味しいものは「美味しい」という印象が強く残り、

次に食べたときに前の記憶が勝ってしまう。

「あれ、前食べたときのほうが美味しかった気がする」

「こんな味だったっけ?」と思われてしまう。

ところが、中途半端だけど美味いものは記憶が曖昧に残るので

何回食べても美味しく感じる。

要するに完璧に美味いものは1回で満足してしまうが、

あえて中途半端に美味いものにしたほうが、何回も食べられるので

結果的にヒットになりやすい。

 

お菓子だけじゃないかもしれない。

高級料理も毎日食べたいとは思えないかもしれない。

何回食べても飽きないのは、もっと値段が安かったり、

必ずしも高級な食材を使っているわけではなかったりする。

 

恋愛においても完璧な人は意外とモテないという話を聞いたことがある。

完璧な人は敷居が高いと感じて、あまりアタックされる機会がない。

少し隙があって、「自分でもいけるかも」という気にさせないと

中々恋愛関係に発展しないそうだ。

 

ただ、完璧を目指す努力はするべきだと思う。

しかし、本当に完璧にしないほうが人から支持されやすいのかもしれない。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「完璧を目指すが、本当に完璧にはしない」