百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

ポジティブな結果をイメージするな 「アイディアの力(チップ・ハーンス+ダン・ハース)」

カリフォルニア大学で

ある実験が行われた。

 

生徒を3グループに分けて、

生徒の悩みをカウンセリングする、

というものだ。

 

Aグループは

普通に指導を受けただけで帰宅し、

1週間後に再び来るように言われた。

 

Bグループには

自分の悩みがどういう経緯で起こったのかを

1から順に思い出させた。

 

Cグループには

自分の悩みが解決した姿を想像させた。

 

1週間後に来た生徒を追跡調査した。

どのグループの生徒が、

最も悩みに上手く対処できていたのか?

 

答えはBグループだった。

問題解決のために具体的な行動したり、

身近な人に相談した割り合いが

最も高かったのだ。

 

この結果は意外なものかもしれない。

巷に溢れる多くの自己啓発書には、

成功した自分をイメージしなさい、

みたいなことが書いてあるからだ。

 

だが、この実験では

ポジティブな未来をイメージするよりも

過去のどこに問題があったかを

イメージしたほうが効果的だったのだ。

 

ポジティブな未来をイメージしても

リアリティがなくて信じられないことがある。

それに対して過去の問題点は

現実に起こったことであり、

リアリティそのものだ。

それをイメージすることで

どう行動すればよいかがわかる。

 

結果を目指すのは当然だが、

イメージするべきは、

結果に至るまでのプロセスだ。

過去のプロセスを思い返し、

結果につなげるために

やるべきことをイメージする。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「結果よりもプロセスをイメージする」