百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

人とぶつからない人生 「人間を磨く 人間関係が好転するこころの技法(田坂広志)」

人とぶつかり合って和解したとき、お互いの距離が縮まることがある。 人間関係が修復されるだけでなく、さらに深いところで結びつく。 その理由は人間の深層意識の動きで説明できると著者はいう。 誰かと意見がぶつかり、感情がぶつかり、心が離れたとき、 …

優等生が好かれない理由 「人間を磨く 人間関係が好転するこころの技法(田坂広志)」

著者が、放射線医学を学ぶために医学部の研究室で学んでいたときのこと。 この医学部で師事した教授は、とても厳しい指導をしていた。 ゼミでの発表で話が分かりにくければ「やめなさい!」と 直ちに発表を中止させられた。 また、いい加減なレポートを書こ…

春に咲かない花 「不器用な人ほど成功する (中谷彰宏)」

春になって花が咲かないからといって刈り取ってはならない。 秋になって花が咲くからだ。 花が枯れたからといって、捨ててはいけない。 花が咲いたあとには、種が残るからだ。 種が芽を出さないからといって、掘り返してはならない。 芽を出すより先に、根を…

お医者さんと結婚 「アドラー博士の子どもに自信をつける魔法のしつけ(星 一郎)」

ある小学校の先生が、五年生の女子生徒と、その友達との会話を聞いていた。 その子は平然と「私ね、結婚するとしたらお医者様と結婚するの。 お医者様でなかったら、弁護士と結婚するんだ」と言った。 その先生はその子に近寄り、冗談で「先生とだったらどう…

これ勉強して何の役に立つんですか 「会社に左右されない仕事術(三田紀房)」

不景気が続き、赤字に転落すると、会社はできるだけ手っ取り早くお金になる 仕事を優先するようになる。 手っ取り早くお金になる仕事とは何か? それは他者の二番煎じだと著者は言う。 ブームに便乗し、すでにあるヒット商品やサービスの二番煎じを出せば、 …

交渉のコツ 「ほめる あやまる 感謝する ですべてうまくいく(中谷彰宏)」

いい人ほど交渉事が下手だと著者は言う。 「なんとかしてあげなければ」という気持ちが強すぎて、 「相手の望みは全部こたえてあげなければ」と考えるからである。 そういう人は、相手の望みが一つでも叶わないなら 「それはお受けできません」と言ってしま…

生まれつきの容姿や才能の価値 「ダメな自分を救う本(石井裕之)」

銀行からお金を借りて、それを元手に事業を起こして利益をあげたとする。 この場合、自分で獲得できたお金は利益の部分のみである。 元々借りてたお金を自分のものだと言うのは許されない。 1000万円借りて300万円の利益を出した人よりも、 50万円しか借りら…

膠着状態を破る 「ほめる あやまる 感謝する ですべてうまくいく(中谷彰宏)」

交渉事を進めるときに一番避けたいことは、膠着状態になることだ。 進みも退がりもしない状態はよくない。 例えば、乗っ取り事件で犯人を説得しているとする。 いきなり「全員開放しろ」と言っても前に進まない。 そういうときは、まず「女性・高齢者・子ど…

困難に立ち向かわずに呑み込む 「ダメな自分を救う本(石井裕之)」

「心はどこにありますか?」と質問されたとき、 大抵の人は胸のあたりに拳くらいの大きさの形を示しながら 「このあたりでしょうか?」と言う。 理屈っぽい人は「心は脳の中にある」と言うかもしれないし、 あるいは「身体の全てが心なのだ」と気の利いたこ…

イメージしないでください 「ダメな自分を救う本(石井裕之)」

「ピンクの象をイメージしないでください」と言われたとする。 イメージするなと言われているのに、頭のなかにピンクの象が浮かんでしまう。 何か辛いことがあって泣きそうなときに、 「こんなとこで泣いてはいけない」と考えるほど、涙が溢れてくる。 これ…

相手に共感しようとしてはいけない 「ダメな自分を救う本(石井裕之)」

親しい相手との関係がこじれるとき、大きな原因は2つある。 一つは「利害が一致しないとき」 もう一つは「価値観が一致しないとき」である。 利害が一致しないときというのは、意外と解決しやすい。 お互いの妥協点を見つけ出すか、それがダメなら第3者をた…

頭の良さは遺伝で決まる 「言ってはいけない残酷すぎる真実(橘玲)」

本書は、きちんとした実験や調査、研究によって明らかになった 多くの人にとっての不都合な事実を書いた本である。 全てソースがあり、証拠がある。 身も蓋もない事実ばかりなので、不快になる人もいるだろう。 だが、見方によってはスッキリする人もいるか…

自分を好きにならない 「ダメな自分を救う本(石井裕之)」

自分を好きになることの大切さを説いている本はたくさんある。 しかし、どうしたら好きになれるのかを教えてくれる本はほとんどない。 大体は「ありのままの自分を受け入れる」みたいなことが書いてある。 失敗しても、フラレても、ブサイクでも、ありのまま…

人生が嫌なこと続きだとしたら 「ダメな自分を救う本(石井裕之)」

たとえば、誰も見てないことを確認して道端にゴミをポイ捨てしたとする。 そのとき自分の潜在意識はこう考える。 「自分は人が見てないと悪いこともしてしまう人間なんだ。 じゃあそんな自分にふさわしい出来事を引き寄せよう。 まずは同じようなずるい手口…

ラーメンを食べたら金を払わなければならない 「ダメな自分を救う本(石井裕之)」

たとえば、恋人が欲しいとする。 それが自分の目標だとする。 恋人がいれば楽しいし、いいことばかりだろうと考える。 しかし、本当にいいことばかりとは限らない。 今までは一人だったから時間もお金も自分のためだけに使えた。 しかし、恋人ができたら相手…

スリッパを揃えて引きこもり脱出 「ダメな自分を救う本(石井裕之)」

著者のクライアントに、ある三十代の男性がいた。 昔は仕事も恋愛もバリバリこなしていたが、 病気がきっかけで、もう数年間も引きこもってしまった。 仕事どころか部屋の掃除もできない。 人と会うのが辛くて恋愛や結婚など思いもおよばない。 ご両親は経済…

みんなに好かれる爽やかなゴキブリ 「ダメな自分を救う本(石井裕之)」

「私はダメな人間だ・・」とつぶやく人。 実はその人は、本当にダメな人ではないと著者は言う。 自分がダメだと思えた時点で、「本当はダメじゃない」ことを証明しているのである。 ゴキブリは自分のことをダメだと思っているだろうか。 「こんなジメジメし…

問題を避ける子、解決する子 「アドラー博士の子どもに自信をつける魔法のしつけ (星 一郎)」

小学六年生のしっかりした男の子がいた。 あるとき彼はお父さんに相談した。 「今度の学芸会で、クラスですごいことをやりたいんだけど、 みんながなかなかのってくれないんだ。」 話を聞いてみると、学芸会直後に行われる中学入試を気にして、 クラスメイト…

起業する理由は他者の力を借りるため 「会社に左右されない仕事術(三田紀房)」

会社経営をマラソンに例えてみる。 会社の経営者は、自他ともに認めるマラソンのエース選手だ。 走るのが大好きで練習も怠らないし、そんじょそこらの連中に負けるはずがない。 実際、いくつものマラソン大会で上位入賞している。 だが、実際のマラソンレー…

夢は完了形 「人は暗示で9割動く! (内藤誼人)」

50円玉に糸を吊るして垂らし、「まわれ、まわれ」と念じる実験がある。 しばらく念じていると、本当に50円玉がゆっくりと動き出す。 実は、このとき「まわれ、まわれ」と声を出すのは素人である。 暗示の上手な人は、「ほら、もう、まわった。まわった」と …

危機を乗り越えるために 「21世紀 地政学入門(船橋洋一)」

東日本大震災における東京電力福島第一原発事故の際、 菅直人首相は3月22日に近藤駿介原子力委員長に 「最悪のシナリオ」の作成を極秘に求めた。 そのシナリオは、燃料プールがすべて損壊し、コアコンクリート相互作用が 起こった場合、170キロ圏内の住民は…

都合の悪い情報に目を向けろ 「会社に左右されない仕事術(三田紀房)」

たとえば、業績が落ち込んだメーカーが 「来年は創業30周年だ。大々的なキャンペーンをして、 一挙に業績回復を図ろう」と考えたとする。 たくさんのキャンペーングッズと新商品を揃え、 古くからの付き合いのある販売店の協力もとりつける。 古参社員は感慨…

成功本で成功できるか 「会社に左右されない仕事術(三田紀房)」

成功本を読んで「へえー」と言っているような人は成功しない。 ベストセラーになるような成功本には、結局当たり前のことしか書いてないからだ。 人より違う発想を持つとか、失敗してもめげないとか、継続するとか、 そういった当たり前のことを当たり前にで…

大化けする人 「会社に左右されない仕事術(三田紀房)」

新卒採用の一次面接は、基準が難しいという。 経歴や実績が明らかな中途採用と違って、社会に出たことのない新卒採用では、 結局のところ学歴やパッと見の印象で決めるしかない。 極端なことを言えば、「新卒なんて五十音順でも背の順でもかまわない」という…

赤字でコピー代を削る会社に明日はない 「会社に左右されない仕事術(三田紀房)」

会社が赤字になったとき、多くの経営者は自社の「無駄」に注目する。 とにかく無駄を削れば赤字が縮小できると考え、コピー代を削ろうとしたり、 交際費の上限を決めて厳格に守らせたり、観葉植物を撤去したりと さまざまな策を講じる。 しかし、著者は断言…

3つの精神論よりも、1つの具体的な行動を 「あなたのサービスが伝説になる(中谷彰宏)」

「お客様を大切にしなさい」「お客様の立場になって考えなさい」と サービス業ではよく言われる。 しかし、抽象的な精神論ではサービスは向上しない。 具体的な行動が伴って初めて、良いサービスと言える。 では、具体的にするにはどうするか。 ピンポイント…

普通ができていないことを認める 「会社に左右されない仕事術(三田紀房)」

業績が悪くなったとき、ダメな経営者は「特別」なことをやりたがる。 コンサルタントのいいなりになって新たな評価制度を導入したり、 無謀な経費削減を打ち出したり、あるいは唐突に新規事業に乗り出したりする。 「普通」はできて当たり前で、普通を飛び越…