百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

抜く技術

自立した人が自分を後回しにする 「抜く技術 (上原春男)」

アメリカ型の市場万能主義は、いわばナイフとフォーク文化の産物といえる。 つまり、突き刺しては切り刻む力任せの押す文化だ。 自己アピールや自己主張ができないとダメで、 チームワークよりも個人の成果がものを言う。 しかし日本はもともと箸の文化だ。 …

成長の必要経費 「抜く技術 (上原春男)」

株式投資や為替取引などでは、損切りができて初めて一人前と言われる。 損切りとは損を出したまま勝負を降りることだ。 損を取り戻そうとして、かえって傷口を広げてしまうこともある。 それ以上損を拡大させないために、 思い切って損切りの決断が必要なこ…

角をたてない人はスキがない 「抜く技術 (上原春男)」

剣道では、上段者になればなるほど力を抜くことに長けるそうだ。 かまえらして自然体でリラックスしていて、そのくせどこにもスキがない。 体のどこにも力が入ってないから一見スキだらけに見える。 しかし、いざ打ち込もうとするとどこにも死角がない。 こ…

欲しいものに、あえて遠回りして近づく 「抜く技術 (上原春男)」

研究者には、研究費などの予算を獲得しなければならない。 夢やプランを語って、それにお金を出してもらわなければならない。 著者が予算獲得に奔走していく中で得た教訓は、 お金が欲しいときに「お金が欲しい」ということだけを強調しないほうがいい、 と…

洪水に負けない堤防 「抜く技術 (上原春男)」

佐賀県の佐賀平野は水量豊かな川に恵まれた肥沃な土地である。 反面、そうした地域は水害にあいやすく 佐賀も昔から何度も洪水被害に見舞われてきた。 水害防止の基本は、川の堤防を高くしたり、堤防の強度を上げて あふれる水をせきとめる点にある。 佐賀で…

正確な記憶よりも曖昧な記憶 「抜く技術 (上原春男)」

人間の脳には「保留」という働きがある。 AさんならAさんという人物の顔かたちなどを記憶する場合、 脳は隅から隅まで全て正確な認識をせず、 「ざっとこんな感じ」と曖昧な覚え方をする。 最初は厳密な認知を保留するのである。 これは、取り入れた情報を最…