百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

環境を変えても結果は変わらない 「あと1年でどうにかしたいと思ったら読む本 (中谷彰宏)」

「今はうまくいかなくても、環境を変えれば上手くいく」と言う人がいる。 しかし、自己否定したまま環境を変えても、何も変わらないと著者は言う。 環境を変えたことのない人にとっては、この話はピンと来ないかもしれない。 そういう人は環境を実際に変えて…

社会人の反抗期 「あと1年でどうにかしたいと思ったら読む本 (中谷彰宏)」

子供に反抗期があるように、社会人にも反抗期があると著者は言う。 10代半ばに、誰でも多かれ少なかれ反抗期がある。 社会人になってからも部下と上司との関係で、もう1回反抗期が来る。 40代近くになって、まだ「上司が気にならない」「上司がバカに見える…

子どもが好きになれない母親 「河合隼雄の幸福論 (河合隼雄)」

自分の子どもがどうしても好きになれない、という母親の相談が増加している。 自分の子だから好きなはずだ、好きにならなければ、と思うのだが そう思えば思うほどうまくいかない。 別に、嫌いとか憎いとかいうのではなく、 母親としてするべきことはしてい…

後から身につけられないもの 「実践するドラッガー 思考編 (佐藤等・上田惇生)」

自己開発には2種類ある。ドラッガーは次のように言った。 「自己開発とはスキルを習得するだけでなく、人間として大きくなることである。 おまけに、責任を焦点に合わせるとき、人は自らについてより大きな見方を するようになる。。うぬぼれやプライドでは…

どこまで準備するべきか 「意思決定力 (本田直之)」

自動車教習所でずっと練習しているだけで、車に乗れるようになるだろうか。 信号、カーブ、横断歩道など、極力リアルに再現された「道路」の上を 実際に運転してはいるが、教習所では突発的な事故は起こらない。 突然子供が乗った自転車が飛び出してきたり、…

自分を客観視するコツ 「意思決定力 (本田直之)」

何か問題が起こったときに、パニックになることがある。 問題が大きければ大きいほど焦ってしまうが、 焦れば焦るほど解決から遠のいてしまう。 パニックは感情的な側面から問題を見ているために起こる。 ちょっと一歩引いて見るだけで、問題の本質が見えて…

即断即決出来る人の条件 「意思決定力 (本田直之)」

著者はハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで暮らす生活をしている。 ハワイで暮らし始めたとき人から「本田さん、ハワイで暮らしたいって お話をされていたと思ったら、すぐに拠点作っちゃいましたね。決断が早いな」 と言われた。ところがこれは誤解であ…

責任を負った人は強い  「意思決定力 (本田直之)」

「意思決定力が強い人」とはどんな人だろうか。 それは必ずしもカリスマ経営者みたいな人ではない。 意思決定力の強い人と弱い人の境目は、「インディペンデント思考であるか」である。 つまり、最後に責任を取るのは自分であるという覚悟を持っている人だ。…

できる人には決める力がある 「意思決定力 (本田直之)」

何かを決めることを習慣化することで、意思決定力は鍛えられる。 これが「意思決定力 (本田直之)」の主張である。 意思決定を習慣化しないと、逆に意思決定できなくなる。 「自分で決めなくても何とかなってきたから・・」と 何かをはっきり決めるのを避け…

幸福とは不幸を避けることか 「河合隼雄の幸福論 (河合隼雄)」

「生涯学習と人間の幸福」という題で著者が公演をしていた。 思いつくままに話していたのだが、「生涯学習」と「幸福」が なかなかつながってこない。 そのときに次のことに気がついた。 人間にとって「生涯学習」は不可欠なことだ。 しかしそれは別に幸福に…

幸福の条件は2つ  「河合隼雄の幸福論 (河合隼雄)」

人間が幸福であると感じるための条件はいろいろある。 その中で特に著者が重要だと思う条件が2つある。 ①将来に対して希望が持てる ②自分を超える存在に支えられていると感じる 物やお金がなかったり、親しい人をなくしたりしても この2点が満たされている…

平社員は、部長は、役員は 「一流役員が実践している仕事の哲学(安田正)」

メールが来た時 平社員は、5分考えた挙句に後回しにする 部長は、 空いた時間にまとめて返す 役員は、 3分以内に返信する 出社時間が 平社員は、始業5分前 部長は、 15分前 役員は、 遅くとも1時間前には来ている 会食時間を設定する時 平社員は、20時スタ…

バンジージャンプは「レッツ・・」で飛ぶ 「反射力 (中谷彰宏)」

待ち合わせにいつも遅れる人が、 「私はいつも遅れているので、今度から気をつけます」と言った。 「どうするの」と尋ねられ、彼は「もっと急ぎます」と言った。 それは解決にならない。 家を出る時間を早くすればいいだけのことだ。 「急ぎます」ではなく、…

「働く」の意味 「他助論 (清水克衛)」

働くことの意味を、「他助論」では下記のようにとらえる。 「働く」とは、「傍(はた)を楽にする」ことである。 よく仕事をするために資格を取りたがる人がいる。 もちろん仕事をするうえでの専門知識は必要である。 しかし、一番大事なのは、「傍(はた)…

脳は利他的にふるまいたがる 「他助論 (清水克衛)」

「他助論 (清水克衛)」の中で紹介されている本の中に 「切符売り場で困っている人を、私たちはなぜ助けたり、助けなかったりするのだろう か」という問題提起がある。 それを読み解くキーワードの一つは「報酬」である。 この本の中では、人間の行動を決定…

日本で一番満たされてない欲求 「身体は何でも知っている(三枝誠)」 

マズローの有名な「5段階欲求説」というものがある。 人は5つの段階を順番に踏んでこそ成長が遂げられるものであり、 どんな人でも下部の欲求を満たさないと自己実現は頓挫せざるを得ない、 というものである。 第1段階は食欲、性欲、睡眠欲などの「生理…

「正論ですが、現実問題として・・」に逃げない  「他助論 (清水克衛)」

「天は自ら助くるものを助く」 これはサミュエル・スマイルズの名著「自助論」の一説である。 他人の力に頼らず、自主自立で自分の人生を切り開く。 1858年に出版され、今も読み継がれる作品である。 そして「他助論(清水克衛)」では、 これからの時代を支…

ありのままの男性を好きになってくれるのは母親だけ 「河合隼雄の幸福論 (河合隼雄)」

著者が子供劇場の仕事をしている人たちと雑談していた時のこと。 最近の子供たちは、劇を見ていてもそれに入り込まずに、 なんのかんのとやじを言って劇の流れを止めようとするらしい。 ピストルを見ると「あんなのおもちゃだ」と言う。 人が死んでも「死ぬ…

個性的になるには  「河合隼雄の幸福論 (河合隼雄)」

著者が建築家の安藤忠雄氏と対談したときのこと。 安藤氏は極めて創造的な建築家で、国際的に高い評価を受けている。 何しろ独学で建築学をマスターした人なので、 建築界の常識を破るような設計をして人々を驚かせている。 その中で著者が印象に残った言葉…

スーパーマンのすごさは、力ではない 「反射力 (中谷影宏)」

スーパーマンのすごさは、力ではない。 「キャー」という声を聞いて、すぐ返信できることだ。 悲鳴を聞いたときは、まだ新聞記者のクラーク・ケント。 そこからすぐに電話ボックスに飛び込んで、パッとスーパーマンに変身する。 「ちょっと家で着替えてくる…

点をとられてへこんだら負ける 「反射力 (中谷影宏)」

言われたらすぐやる。 思いついたらすぐやる。 こうした反射力に必要なのは気持ちの切り替えである。 何か失敗しても引きずらないですぐに次に行くことが必要だ。 サッカーやバスケで負けるパターンは、ゴールを入れられてへこむ場合だ。 ゴールを決められた…

外資系でas soon as possibleを使うと・・ 「反射力 (中谷影宏)」

言われたときにすぐやる こう、と思ったらすぐ動ける力を「反射力」と著者は呼ぶ。 反射力のある人の特徴は、「常に具体的に考えていること」である。 何か質問されると常に具体的な答えが返ってくる。 「個室を予約しておいて」と言われて「はい、すぐやり…

監督、誰にパスすればいいんですか  「反射力 (中谷影宏)」

夢を実現するキーワードとして著者が挙げているのが「反射力」である。 「反射力」とは、言われたらすぐにやることであり、 こうと思ったらすぐに動けることである。 考えて何かをするのではなく、反射的に行動できるかがポイントだ。 伸びる新入社員は反射…

私はどうでもいいのですが 「河合隼雄の幸福論 (河合隼雄)」

著者の河合隼雄は臨床心理学者で、いろいろな人が悩みを相談しに来る。 あるとき、50代後半の夫婦が相談に来た。 息子の恋愛相手がどうも気に入らない。絶対反対である、 という話に続いて、「民主主義の世の中ですから、あれはあれで、 私たちはどうでもい…

やる気は正確な情報ではなく 「河合隼雄の幸福論 (河合隼雄)」

著者があるシンポジウムで、作家の井上ひさしと一緒になった。 彼は当時芝居に夢中になっていた。 芝居には、本当にいろいろな人が来る。職業も年齢もバラバラである。 ところが演劇が始まり、それが成功する場合には 劇場全体に「不思議な一体感が生まれる…

先生、どちらがいい子でしょうか 「河合隼雄の幸福論 (河合隼雄)」

著者が、ある大学生から相談を受けた時の話。 彼は一流大学の学生で、長い間大学に出てなくて留年を重ね、 もう限界が来て退学するしかない状況だった。 小学校の頃から優等生で、勉強ばかりしていた。 両親が2人とも学歴のない人だったので、彼の成績の優秀…

成功をイメージするだけでは成功しない 「シンプルに考える (森川亮)」

「失敗してもいいから、挑戦しよう」とよく言われる。 確かに、人生における最大の失敗は、失敗を恐れて何も挑戦しないことだ。 だがらといって「失敗してもいい」というのはあまりにも無責任だ。 わざわざ失敗する必要はない。 著者によると、LINE株式会社…

仕事は自分で作り出す 「シンプルに考える (森川亮)」

本書はLINEを成功に導き、今年3月にCEOを退任した森川氏の著書である。 「ユーザーのニーズに応える」ということを、仕事の基準にしているのが LINE株式会社の特徴であるが、その中で印象に残っていることがある。 「仕事は自分でとりにいく」という、LINE株…

自信がないから説明が長くなる  「線と面の思考術 (袖川芳之)」

説明が上手な人と下手な人はハッキリしている。 説明が上手な人は、こちらが疑問をはさむ暇がなく 「なるほど」とあいづちを打ちながら腑に落ちるように話す。 説明が下手な人は、結論としてはこちらもOKだと思っているのに、 そこにたどり着くまでの過程で…

100番目の武器

百武日記を書き始めてから、今日で100記事目になる。 「自信がない人が自信を持って行動できるにはどうすればいいか」とテーマに 自分が読んだ本などから印象に残ったところを引用し、考察してきた。 もちろん私自身も自分に自信がない。 ただし、私は自分に…