百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

スーパーマンのすごさは、力ではない 「反射力 (中谷影宏)」

スーパーマンのすごさは、力ではない。

「キャー」という声を聞いて、すぐ返信できることだ。

悲鳴を聞いたときは、まだ新聞記者のクラーク・ケント

そこからすぐに電話ボックスに飛び込んで、パッとスーパーマンに変身する。

「ちょっと家で着替えてくる」と言ってるようでは、スーパーマンの意味はない。

ボタンを丁寧にはずさないし、脱いだ服も畳まない。

スーパーマンのすごさは、実は着替えの速さである。

さっと変身できることが大事だ。

 

何が言いたいのかというと、「変化は速いほどいい」ということだ。

著者によれば、イチロー石川遼がすごいのは、

素晴らしいフォームを持っているからではない。

シーズン中にフォームを改造するのがすごいのだ。

石川遼にいたっては、トーナメントの4日間で改造する。

普通はこんなことはしない。

改造すると、スコアが下がるからだ。

いったん下がってまた伸びていく。

いったん下がるのを恐れると、つい現状維持に行ってしまう。

だが、それでは成長はない。

 

改造は、シーズン中にやるほうがいい。

「今度暇なときに改善しよう」「今は忙しいので、仕事が一段落してから」

これをすると世の中に取り残されてしまう。

これだけ変化の時代と言われている今、

スーパーマンのようにパッと変身しなければ、お客様に取り残される。

今まさに仕事をしながら改善していくのが、最も効率がいい。

「次回から」ではなく、「今回から」やるのが結局次回もやらなくなってしまう。

 

では、スーパーマンではない私みたいな人が変身するにはどうすればいいか。

「小さな改善をすぐにやる癖をつけること」である。

小さな変化を日常化する。素早い改善の積み重ねが大きな変化を生む。

むしろ大きいことから変える必要はない。

まずできることから改善する。

というより、改善しないと、何を改善していいのかわからない。

 

小さなことでもいいから一つ何か改善する。

すると次に改善したい点が見つかる。こうして次々と改善が改善を生む。

最初から100個改善しようとせずに、まずは1個だけ改善する。

全部一気にやろうとすると、やる前から疲れてやる気がなくなってしまう。

 

会社も個人も、スーパーマンのように速く変身できるかがポイントだ。

しかし、いきなり大きな変化を起こすことは難しい。

速く変身するためには、普段から小さな改善を重ね続けることである。

それが一番の近道だと思うし、そこから自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「気がついたら即改善する」