努力でもポジティブ思考でもない 「7つの習慣(スティーブン・R・コビー)」
例えば、シカゴに行く際、シカゴへの地図を持っていれば役に立つ。
しかし、その地図が間違っていて、デトロイトへの地図だとしたら
いつまでたってもシカゴに着くことはできない。
そこで、自分の行動を振り返り、改善しようとする。
もっと熱心に目的地を探したり、2倍の速度で走り回ったりする。
しかし、そうした努力の結果は、間違った場所に2倍の速さでたどり着くだけだ。
あるいは、自分のとってきた態度を反省し、改善しようとするかもしれない。
つまり、中々目的地に着かなくても前向きに考えようとする。
この場合も目的地にたどり着かないが、ポジティブ思考になっているため、
着かなくても気にしなくなる。
しかし、依然として道に迷っていることに変わりはない。
根本的な問題は、行動や態度とは関係ないのである。
地図が正しければ熱心に行動することが大切になる。
あるいは、途中でうまくいかないときには、ポジティブな態度が重要になる。
しかし、何よりも重要なことは、地図が正確だということだ。
誰もが頭のなかに地図を描いていて、それに沿って行動する。
「こうあるべきだ」という考えがそれぞれあって、それをもとに行動しているため、
結果がでないときはその考えから変えないといけない。
間違った地図で一生懸命行動しても結果は出ないのである。
そう考えることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「まず地図が正確か確認する」