期待に応えると負ける 「お金と才能がないほど成功する52の方法 (中谷影宏)」
オリンピック選手で金メダル候補の選手は
たいていメダルが取れない。
意外とノーマークの選手が取ることがある。
期待されて選ばれた選手は、金メダルを取るのが当たり前のように思われる。
そのプレッシャーが時に選手の実力を発揮できなくさせる。
それほど期待されていない選手は、なんのプレッシャーもなく戦える。
親の期待に応えられなくて自殺する子供もいる。
期待は相手にプレッシャーを与える。
期待が大きい分、失敗した時の落差を本人は恐れてしまう。
だから才能のない部下に頑張ってもらいたいときに
「君には期待しているよ」というのは禁句だ。
どうすればいいか。
期待するのではなく、応援すればいい。
応援はプレッシャーにならない。
結果よりもまず、「思い切りやれ」と言えばいい。
自分にかけられた期待がプレッシャーに感じるとき、
それを「応援されている」と思えば楽になるかもしれない。
応援に応えるとは、とにかく自分の力を思い切り出すことである。
そうすることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「期待に応えず、応援に応える」