最低でも目標を100%達成する人は結局 「絶対達成する部下の育て方(横山信弘)」
「絶対達成する部下の育て方(横山信弘)」には
「最低でも目標を達成する方法」が載っている。
最低でも目標を達成するためには、
目標未達成のリスクヘッジをするためにあらゆる対策を行う必要がある。
本書は営業について書いており、
当てにしていた案件をライバル会社にとられても、
取引先の経営が悪化して注文が激減しても、
それでも目標を達成するための材料を仕込んでいくというのが基本的な考え方だ。
予定された材料のことを「予材」という。
ここで詳しくは書かないが、「予材」には3つある。
簡単に言うと、既に確定した案件と、今商談中の案件と、見込み客である。
例えば予算目標が100万円だとする。
確定した商談の売上が50万ある。
進行中の商談が、もしすべて決まれば売上は30万あがるとする。
すると目標100万に対して20万円分不足していることになる。
そこで、20万円の分の見込み客を発掘しなければならない。
そして大事なことは、
予算が100万円だとしても100万円分売上が見込める行動をするのではなく、
売上200万円分に相当する行動をすることだ。
つまり目標の2倍達成できるような行動をキープするのだ。
なぜなら、行動の全てがうまくいくわけではないからだ。
2倍の行動を保っておけば、半分うまくいかなかったとしても、
目標は最低100%は達成できるというわけである。
さらに言うと、たとえ確定した案件で目標の90%を達成していたとしても、
それでも必ず目標の2倍達成できるほどの行動をしなければならない。
その人だけが100%達成したとしても、他の人が達成しなかったら
会社全体では目標未達成になってしまうからだ。
他の人の分もカバーできることを見越して
全員が常に2倍の行動を求められるのである。
乱暴に例をあげるなら、彼女を作るという目標をたてたとして、
うまくいきそうな女性が1人、口説いている女性が3人いたとしても、
さらに合コンにいったり、ナンパしたりして出会いをキープするようなもの・・か。
あるいは、就活をしていて第1志望の会社の面接を受けていても、
結果が出るまで他に似た会社を探して面接を受け続けるようなものかもしれない。
大事なことは、既にやりぬいたことと、今やっていることだけで
目標が達成できるか考え、不足分を埋める追加のアクションを増やすことである。
そして理想は、その行動を全部やると目標の2倍は達成できるくらいの行動量をきーぷ
することだ。そこまですれば、最低でも目標は達成できる。
ある女性を口説いていても、一応出会いは確保しておく。
第一志望の会社を受け終わっても、他の会社も受けておく。
手数を常に多く、手持ちのカードを常に多く、常にネタを切らさない。
常に多めに行動しておけば、成功の確率は上がる。
そこから自信につながるかもしれない。
本日の武器「常に目標の2倍達成できる量の行動をする」