全部を見てから選ばない 「ワルの作法(中谷彰宏)」
たとえば、100人の女性が集まっていて、その中から1人のいい女を見つけるとする。
100人を見て「この中ではこの中では誰が1番」というのがマジメ君の考え方だ。
ワルは、最初にいい女を見つけたら、他の99人の女性には目もくれずに
お茶に誘って連れ出してしまう。
「他にもっといい子がいるのにいいんですか?」と聞かれても気にしない。
ワルは他の子と比べて相対的に1番、2番と決めてるわけではないからだ。
ワルは自分の価値観という絶対的な基準で決めるので、他を見る必要がない。
これはオーディションでも同じだという。
自分の頭のなかで「必要なのはこういうタイプ」と明確に決めておけば、
100人のオーディションでも100人見る必要はなくなる。
必要な人が現れば、その人で決定なのだ。
遊び慣れていないマジメくんは、入口で最初に合った女性がいい女だったとき、
「今日はレベルが高いから他も見なくちゃ損」と考える。
他を見ているうちに、「やっぱり最初に会った子がよかった」と思って戻ると
もうその女性は別の誰かに連れ出されているのだ。
こういうところでは早い者勝ちのスピード勝負で、キープなどできない。
自分の好みが確立されていれば、自信を持って選ぶことができる。
そう考えることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「自分の基準を持ち、迷わず決める」