百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

ランチェスター思考2

運は出会い 「ランチェスター思考2 (福田秀人)」

松下幸之助は、人材の選抜基準として、 「愛嬌があり、運がよいこと」をあげたそうだ。 「愛嬌がある」とは、 人に交換を与える個性を持っていることである。 個性が大事といっても、 不快感を与える個性ではどうしようもない。 奇抜なファッションや行動で…

トレードオフを直視する 「ランチェスター思考2 (福田秀人)」

結果を出したいなら優先順位をつけなければならない。 あれもこれもしなければならない、 ああいう問題もこういう問題もあると、 思いつくままに、様々な課題や要求事項を総花的に列挙しても 結局どれも中途半端になって終わるだろう。 アメリカ陸軍の指揮官…

勝てるなら戦い、勝てなければ去る 「ランチェスター思考2 (福田秀人)」

「戦上手は逃げ上手」という言葉がある。 逃げるのは、破滅を回避し、戦力を温存し、 逆襲するための合理的な方法でもある。 中国の毛沢東は、1940年代前半に 抗日戦闘を繰り広げていたとき、 「勝てるなら戦い、勝てなければ去る」を モットーにして下記の…

成功体験と失敗体験 「ランチェスター思考2 (福田秀人)」

戦場ではものすごいスピードで状況が変わるので、 じっくり分析して調べて動く、といった悠長なことを言ってられないことがある。 だから、前線の戦闘部隊の指揮官はもちろんのこと、その下の兵士であっても 直感的に意思決定ができる必要がある。 そのため…

兵士は銃を本当に撃っているのか 「ランチェスター思考2 (福田秀人)」

第2次世界大戦時、アメリカ陸軍のマーシャル大佐は、 アメリカ陸軍の兵士の戦闘行動の観察と面接調査を実施し、 つぎの結論を得た。 「交戦中に発泡した兵士の比率は、最大で25%である」 つまり、75%の兵士が、撃たなければならない状況で撃たなかったのだ…

これで十分 「ランチェスター思考2 (福田秀人)」

意思決定論の権威とされ、ノーベル経済学賞を受賞したカーネギー・メロン大学の サイモンは、人間はほとんどの決定において2種類に分けられるとした。 「最良の案を選択するという最適化を追求する経済人間」と 「これで十分」という「満足のいく案を選ぶと…