トレードオフを直視する 「ランチェスター思考2 (福田秀人)」
結果を出したいなら優先順位をつけなければならない。
あれもこれもしなければならない、
ああいう問題もこういう問題もあると、
思いつくままに、様々な課題や要求事項を総花的に列挙しても
結局どれも中途半端になって終わるだろう。
アメリカ陸軍の指揮官マニュアルには、大きな特徴がある。
的確を犠牲にしても迅速を優先させることを推奨しているように、
様々な事項のトレードオフを直視し、いずれを選択すべきか
明確な答えを出している。
また、やるべきことを示す一方、やってはいけないことも明確にする。
「何かをするには、何かを犠牲にしなければならず」、
また「何が犠牲になるかをわきまえる」必要がある。
一度にあれもこれもできないし、
高い効果を出すにはそれなりのコストが必要だ。
得たい結果と払うコスト
どちらかだけを考えていては何も達成されないだろう。
人生はトレードオフの連続である。
あちらが立てばこちらが立たない。
どちらも立てきれない人は何も達成できない。
何かを捨てる勇気と慎重さを持つこと。
そうすることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「トレードオフを考慮する」