自分を動かす 「頭がよくなる魔法の速習法(園 善博)」
「~するべき」よりも
「~したい」という言い方のほうが
目的を達成しやすい、という説がある。
「勉強するべきだ」
「勉強しなければならない」という言い方は
モチベーションが上がりにくい。
また、思い通りにいかなかったときに
挫折しやすい。
「勉強したい」と思えるような目的があれば、
自然と勉強していくようになるし、
うまくいかなかったときでも
再チャレンジしやすくなる。
マズローの欲求5段階説という
有名な説がある。
人は「下位の欲求が満たされると、
その上の欲求の充足を目指す」
というものだ。
自己実現の欲求
↑
承認の欲求
↑
愛情・所属の欲求
↑
安全の欲求
↑
生理的欲求
生理的欲求が一番下の欲求であり、
下層の欲求ほど、
人を大きく動かす原動力になる。
生物としての生存に関わる、
人間の根源的な欲求だからだ。
ということは勉強する目的を、
「生理的欲求」や「安全の欲求」に
結びつけて考えたほうが、
モチベーションは高まることになる。
「この資格を取得して、社会に役立てたい」
そんな目的があったとしても、
「この資格が取れないと生活ができない」
という欲求を結びつけてみる。
「英会話を勉強して海外留学したい」
そんな目的があったとしても
「英語を勉強して外国人女性を口説きたい」
という欲求と結びつけたほうが効果的である。
自分の「こうなりたい」という目的が
「愛情・所属の欲求」や「承認の欲求」、
「自己実現の欲求」といった上位の欲求でも、
「生理的欲求」「安全の欲求」といった
下位の欲求と結びつけたほうが
その目的は達成しやすい。
そうすることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「あえて根源的な欲求と結びつける」