百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

悪の感情 「非常識な成功法則(神田昌典)」

著者が成功した社長の話を聞くと、

コンプレックスがあることが多いそうだ。

子供時代貧乏だった、勉強ができなかった、

そういった中で周りをアッと言わせて

見返したくて上場まで果たす人もいる。

 

著者自身も、たまたま外務省に入ったときは

東大卒にバカにされ、

辞めてコンサルティング会社に勤めると

「役人に何ができる」とリストラされ、

外資系の家電メーカーでは

バイヤーから「ばかやろう」呼ばわりされた。

 

「覚えていろ。お前らの年収の何十倍も儲けて

お前らの鼻を明かしてある」という

怒りの感情で努力してきたのだ。

 

嫉妬や怒りは非常に強いエネルギーである。

小池都知事もそうだが、

人気の政治家は大衆が嫌う銀行や役人を

敵に回して怒りのエネルギーを活用する。

 

「俺は金持ちになる」「美人とやりまくる」

そういった欲求は誰もが持っている。

それを著者は「悪の感情」とよぶ。

 

「悪」の感情はエネルギーが非常に高い。

「悪」と「善」とはプラスとマイナスの違いであって

エネルギーという観点から見ればどちらも強力だ。

 

人間の「悪」の感情は、戦争や殺人までも起こすし、

「善」の感情はマザー・テレサガンジーのような

偉業も可能にする。

 

だが、凡人にとっては

「善」の感情を使いこなすのは難しい。

マザー・テレサガンジー

めったに出てこない。

 

ならば悪の感情そのものを否定せずに

ちゃっかり利用するのがよい。

悪に染まるのではなく、

成功に向かって離陸するための

多大なエネルギーを使うときに

嫉妬や劣等感など

「今に見てろ」という感情を利用するのだ。

 

表があれば裏がある。

光があれば影がある。

善があれば悪があるのは当然のことだ。

悪そのものを否定せずに利用する。

もちろん犯罪は犯さずに、だ。

「今に見てろ」の気持ちを活用することで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「マイナスの感情を利用する」