自分は無駄な存在だと思ったら
船井幸雄によれば、この世で一番無駄がないのは「自然」である。
木の葉は、実は一枚一枚がそれぞれ一番日光が当たるように、
微妙に角度を調整しているらしい。
人類が真似してソーラーパネルを同じように角度をつけようとしても
今の技術では不可能だそうだ。
自然は一番効率的で無駄がない。
ところが自然は、時に無駄なものを含んでいるようにも見える。
人間は生涯で脳の3%しか活用しない。
残りの97%が使われないなら無駄ではないか?
働き蟻の中には、本当に一切働かない蟻もいるそうだ。
自然が一番効率的ということであれば、
あえて無駄を抱えていることも言える。
しかし、自然には無駄がないとするならば、
これらは実は無駄ではないことになる。
脳の使われてない機能は、環境の急変などで必要性が出たときに
目覚めるようになっているらしい。
働いてない蟻も、コースから外れることで、
新しい餌場を見つけるのに役に立つそうだ。
無駄に見えるようなものも、実は必ず理由がある。
「逆に言えば、無駄に見えるものがあるほうが自然である」とも言える。
だから「自分は無駄」「自分は要らない存在」と思う必要はない。
「何で今までこんな無駄な人生を・・」と悔やむ必要もない。
無駄だと思えるものがあるほうが自然なのだ。
そして、その無駄に見えることも、自分にとって必要だったのだ。
自分にどんな過去があろうが、
どんな短所があろうが、
それで落ち込む必要はない。
開き直って堂々としていてもいいのかもしれない 。
本日の武器「無駄があることが自然だと考える」