百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

自由を得る方法 「ゴール―最速で成果が上がる21ステップ (ブライアン・トレーシー)」

プラス思考になりたいのに、

マイナス思考にどうしても囚われてしまう。

そんなときはどうすればいいのだろうか。

 

マイナス感情を撥ねつけるには、

自分の置かれた境遇の責任を

すべて引き受けなければならない、と

著者はいう。

 

「私のせいじゃない!」と

いつまでも怒っていても

状況は何も変わらない。

 

責任を負うということは、

自分で状況をコントロールしようという

意思を持つことである。

他人事でいる内は、

自分で何とかしようと思わないが、

自分で責任を負うと考えれば

自分で何とかしようという気になる。

 

責任がないということは

自由がないとも言えるかもしれない。

自分で状況をコントロールするのではなく、

他人にコントロールされることになるからだ。

 

自分に責任があると考えれば

マイナス感情から解き放たれる。

自分で今の状況を改善しようと

前向きな心になる。

そして、責任を負うからこそ

自分で行動を選べるのである。

 

進んで責任を負うこと。

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「責任を積極的に負う」

 

 

仕事は自己実現の場ではない 「雑菌主義宣言!(斎藤 孝)」

漫画家のしりあがり寿氏は、

NHKの「トップランナー」で

自分が仕事のオファーを断れない理由を述べていた。

 

「この仕事がもしかしたら

自分の思ってもみなかった可能性を

拓いてくれるかもしれないと思うと、

そのチャンスを逃してしまうのが惜しい気がして」と語った。

 

オファーがあったときに、

自分ができると思う仕事だけを受けていると、

自分の枠が広がらない。

今と同じことをやれば今のままである。

 

新しいことへのチャレンジは

今の延長線にはない新しい発想をもたらす。

それは自分が一段高いステージに上るチャンスでもある。

 

そんなチャンスの扉を閉ざさないように、

とにかくオファーは全部受ける、というのも一つの手だ。

 

自分のやりたい仕事はこんなことではない、

これでは自分らしさが発揮できないと

自分で決めつける人もいる。

 

しかし、

仕事は自己実現の場ではない、と著者は言う。

仕事は、他者のリクエストに対して

どれだけ答えられるかという「他者実現」だ。

自分がやりたいと言っても、

求められていなければ売れないのである。

 

仕事を他者実現と考えて、

求められているものに応える。

自分がやったことないことでも

自分の幅を広げるチャンスだと思ってやる。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「仕事を他者実現ととらえて断らずやる」

 

無料の成功は 「ゴール―最速で成果が上がる21ステップ (ブライアン・トレーシー)」

石油王H・L・ハントは、

成功の秘訣について尋ねられたとき

「成功には2つのことが必要だ。

言い換えれば2つのことしか必要ない」

と言ったそうだ。

 

1番目は、

自分が何を望んでいるかを明確にすること。

ほとんどの人は、漠然と望んでいるが、

明確に具体的にはしていない。

 

2番目は、

それを達成するために払う代償を決め、

それをせっせと払うことである。

 

ただお金を欲しいというよりも、

いつまでにいくら欲しいのか明確にするほうが

達成する確率は高くなる。

 

そして大事なのは

成功には代償が必要だということだ。

何事もコストをかけなければ

リターンはない。

 

どのくらいの時間をかけるのか。

どのくらいのお金を払うのか。

どのくらいエネルギーを使うのか。

 

まったく何の代償もなしに得られるものは、

実際大したことない。

無料サービスよりも有料サービスのほうが

多くの場合質は高くなる。

 

モチベーションを上げる講演をしている

ジグ・ジグラーはこう言っている。

「成功へのエレベーターは閉鎖されている。

だが、階段ならいつでも使える」

 

何の代償もなしに

一発逆転したくなる気持ちはよくわかる。

だが、結局は行きたい場所を明確にして

コストを払ってコツコツ進んだほうが

望むものは得やすい。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「成功のためにコストを払う」

 

 

安全第一という先送り 「ビジネスに活かすギャンブルの鉄則 (谷岡一郎)」

日本人のいけないところは、

どうしようもないギリギリまで

決断を先送りすることだ。

 

もっと早く勝負しておけば

勝つチャンスが高かったものを、

目先のリスクを避け、

結論を先送りしようとする。

 

その結果、かなり不利な

「一か八かの起死回生に賭けるしかない」状況になる。

 

安全第一なのは当然なのだが、

勝負どころにおいては

リスクをとってでも勝負するべきである。

何事もコストをかけなければ

リターンは得られないのだ。

 

事なかれ主義で思い切った行動がとれないと、

遅かれ早かれ競争に負けてしまう。

今のままが今後も続く保証はない。

遅かれ早かれリスクをとらないと勝てないなら

どこかで思いきらないといけない。

 

何もしなければ何も起こらないのではない。

実は何もしなければ状況は悪くなる。

安全第一にとらわれて

何もしなくなることを避けること。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「何もしない、をやめる」

 

言葉のプラシーボ 「雑菌主義宣言!(斎藤 孝)」

かつて松下幸之助は社員の採用試験で、

「あなたは運がいい人間だと思いますか」

と尋ねたそうだ。

 

そして、「あまり運が良くない」

と答えた人は採らなかった。

 

自分は運がいいから

頑張ればなんとかなるだろう、

と思っている楽観的な人間じゃないと

大きな仕事はできない、と考えていた。

要は心の持ちようだ。

 

ある数学者は、

どんな問題を出されても

「Oh,it's so easy」と言ってた。

 

難しい問題を出されて一瞬でもひるむと

脳が萎縮して実力が出せない。

まず、簡単だと自分に言うことで

脳を全開にしていたいのだ。

言ったから必ず解けるというわけではないが、

「簡単だ」という姿勢で取り組むと

脳がフル回転する。

 

心の持ちようとして

「これは大変だ」と思って取り組むよりも

ハードルを下げたほうがうまくいく。

 

これは言葉を

プラシーボ効果として活用している、ということだ。

プラシーボとは、日本では偽薬と紹介される言葉だ。

薬のような外見でありながら

実際には薬効はないものが、

心理的効果によって

効き目があるように感じられるものをいう。

 

言葉で心を前向きにしていく。

「大変だ」「もう駄目だ」と思ってやるよりも、

「簡単だ」「何か方法があるはずだ」と思って

取り組んだほうが結果は違ってくる。

 

個人的には

「自分は運がいいから大丈夫」

「何か方法があるはずだ」と思ってやると

何かしらできることが見つかるので

オススメである。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「自分は運がいいと思って行動する」

 

大雑把 「雑菌主義宣言!(斎藤 孝)」

「大雑把」という言葉は

ネガティブな印象があるかもしれない。

 

しかし、これは字の通り

「大」きく「雑」に「把」む、ということで

大づかみに把握する力を指す。

 

仕事においては、

とりあえず本筋を見定めて、

大づかみにポイントを抑える力は重要である。

 

大局の把握がブレなければ、

あとは細かい調整をするだけだ。

大雑把力が身につくと、

仕事のスピードが格段にアップする。

 

最初から細かい所まで完璧にしながら

作業を進めていっても

なかなかはかどらないことが多い。

まずは大まかに形を作って

細かいところをあとで整える。

そのほうが完成は早くなる。

 

また、現代は情報が溢れかえっていて

取捨選択に迷うような社会だ。

雑多にあふれた情報から

自分にとって重要な情報をさっとつかむ。

そんな大雑把な力も必ず役に立つ。

 

何事も、まずは大きく掴めるようにする。

そこから自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「最初は大雑把に、後から細かく」

すごいことをしてはいけない 「エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン)」

変化を起こそうとするとき、

我々は派手な目標を掲げがちだ。

しかし、

最初からすごいことをしようとすると、

途中でくじけてしまう。

 

心理学の研究によると、

人間のモチベーションに最も効果的なのは

「前に進んでいる」という感覚である。

小さくても前進しているという手応えは、

未来の成功を信じて進み続ける力になる。

 

最初から高望みをして

途中で挫折すれば何も残らない。

少しずつでもいいから結果を出し

地道な成功を重ねていけば

いつのまにか飛躍的な成功につながる。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「小さく長くコツコツと」