百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

知らないことを先に把握する 「頭がよくなる魔法の速習法(園 善博)」

大人が小学生の「社会」の

教科書を読むとする。

大人であれば滞ることなく

スラスラ読めるであろう。

 

大人にとっては

小学生の教科書には

読めない漢字も

難しい言葉も使われてないからだ。

 

また、大人は「社会」の勉強を

既にしている。

その知識と照らし合わせれば

教科書の内容は難しくない。

 

こうした「既に持っている知識」を

著者は「既有知識(きゆうちしき)」と

呼んでいる。

 

小学1年生が小学6年生の勉強を

しようとしても理解できないだろう。

逆に6年生は1年生の教科書を

スラスラ読むことができる。

既に知識があるからだ。

 

英語を全く知らない人が

英文を見ても当然理解できない。

 

アルファベットを覚えてない人は

アルファベット1文字1文字を

理解することから始まる。

 

アルファベットが分かる人は

単語を覚えることから始まる。

 

単語を覚えている人は

文法を理解して

英文を読んでいく。

 

要は持っている知識が多いほど

把握する速さは速くなる。

新しいことを学ぶときは、

必要な既有知識を見極め、

早めに覚えることで

習得が飛躍的に速くなる。

 

たとえば、その分野の入門書を読む。

全体像を大まかに把握し、

自分が知らなかったことを

重点的に覚える。

 

そうすればレベルの高い本でも

入門書で得た既有知識があるため

スラスラ読めるようになる。

いきなりレベルの高い本を

読もうとしても理解できないから

すぐに挫折するだろう。

 

英語を全く知らない人は

英語の既有知識がないから

スラスラ読めない。

小学6年生は既有知識があるから

1年生の教科書がスラスラ読める。

 

何事もまず全体像を把握し、

自分が何を知る必要があるかを

最初に見極めると習得しやすい。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「まず既有知識を増やす」