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百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

恐怖 「心理戦で絶対に負けない本(伊東明+内藤誼人)」

タバコを吸う人に肺がんの手術の映画や

肺がんに侵されて真っ黒な癌細胞などを見せ、

「こうならないためには、タバコをやめ、

定期的に胸部X線撮影をしましょう」と実験で言うと、

こぞってタバコをやめてX線撮影の予約をしたという。

 

ただ「平和を守ろう!」というだけのスローガンが

たいてい効き目がないのと同じように、

「タバコをやめよう」と叫ぶだけでは説得力がない。

人を動かすにはそれなりの手続きがいる。

その一つが恐怖を使うやりかただ。

 

では、恐怖を与えれば与えるほど人は動くのか。

これに関しても実験があった。

恐怖の大きさを3つのレベルで操作する。

 

大きな恐怖が与えられる場合は、

「歯を磨かないとこうなりますよ」と言って

歯茎がひどい病気に侵されたスライドを見せたり

歯にドリルで穴を開けるような痛そうな

治療を見せたりした。

 

中くらいの恐怖が与えられる場合は、

それほどひどくない口腔疾患についての

スライドが見せられた。

 

弱い恐怖の場合は、

歯の手入れをしないと虫歯になりますよ、

といった主張がされるだけであり、

スライドも普通の写真が使われた。

 

実験が終わって一週間後、

どれくらいの人は説得を受けて

歯を磨いたか調査した。

 

その結果、説得を受け入れた人の割合は

下記のようになった。

 

強い恐怖→8%

中くらいの恐怖→22%

弱い恐怖36%

 

この結果は、脅かしすぎると人々は嫌な気分になり

むしろこちらいの言い分を受け入れられなくなることを

示している。

 

自分にとってあまりに不快な出来事に対しては

「そんなわけないだろう」と否定してしまう。

そういった意味でも、弱めの恐怖のほうが

人をうまく行動させるものである。

 

恐怖は効果的だが、強すぎてはいけない。

自分を動かす場合も同様である。

自分に恐怖やプレッシャーをかけすぎると

萎縮して行動できなくなる。

弱めの圧力のほうが行動しやすいのだ。

 

鞭だけでは人は動かない。

飴と鞭のバランスがポイントで、

鞭は少なめのほうがいいのだ。

そう考えることで自信につながるかもしれない

 

本日の武器「恐怖は弱めにかける」