百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

理解の順番 「7つの習慣(スティーブン・R・コビー)」

目の具合が悪くなって眼科に行ったとする。

医者は、あなたの話を聞くと、自分のメガネを外して渡してくる。

「これをかけてみてください。このメガネは本当にいいです。

家に同じものがもうひとつあるから、あなたに差し上げます」

 

そう言われてかけてみたが、目の具合は一向によくならない。

これはひどい。何も見えません」と言うと、

「私はそれでよく見えるから、もっと頑張ってみてください」と医者は言う。

 

「頑張っていますが、何も見えません」

「もっと前向きに頑張りなさい」

「それでも何も見えません」

「こんなにあなたを助けようとしてるのに」と医者は責めてくる。

 

再び目の具合が悪くなった時、あなたはこの医者のとろこに行くだろうか。

行かないだろう。

診断もせずに処方箋を出す人は信頼できない。

 

ところが、人とのコミュニケーションにおいて、

診断もせずに処方箋を出すことはたくさんある。

ろくに話も聞かずに急いで問題の中に飛び込み、

問題を素早く解決しようとする傾向が強い。

 

上記の眼科の例でも、患者の話をじっくり聞きながら

目の不調の原因を突き止めて、処方しなければならない。

自分のメガネの素晴らしさを説いても、その人に合わなければ意味がない。

 

セールスにおいても、お客さんの求めているものを無視して

自分の商品自慢をしても意味が無いのだ。

面接でも、自分の経歴を自慢しても会社が求めていなければ意味がない。

恋愛においても同様である。

 

大根が欲しい人に人参を持っていって、

人参の素晴らしさを説いても意味がないのだ。 

 

「まず相手を理解するように努め、その後で自分を理解してもらうようにする」

これが人間関係の最も大切な教訓であると著者はいう。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「理解してから理解されるようにする」