百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

大化けする人 「会社に左右されない仕事術(三田紀房)」

新卒採用の一次面接は、基準が難しいという。

経歴や実績が明らかな中途採用と違って、社会に出たことのない新卒採用では、

結局のところ学歴やパッと見の印象で決めるしかない。

極端なことを言えば、「新卒なんて五十音順でも背の順でもかまわない」というのが

人事担当者の本音だそうだ。

 

なぜなら人は「化ける」からである。

化けると成長するは違う。

みにくいアヒルの子が美しい白鳥になるように、

オーディションに落ちまくった女の子がトップアイドルになるように、

ドラフト下位で入団した選手がメジャーリーグで活躍するように、

人は大化けすることがある。

誰が大化けするかはわからないから、新卒採用は五十音順でも何でもいいのだ。

 

どうすれば人は大化けをするのか?

大きな失敗をすることである。

顔が真っ青になり、その場に立ってられないような大失敗をすると化けやすい。

有能な人は、大きな失敗をすれば自分の至らなさに気づく。

自分で気づくことで「本気」になる。

本気になったら人は変わる。成長を超えて「化ける」ことができる。

 

では、失敗した人は全員化けているのだろうか。

実際は失敗しても化ける人はほとんどいない。

失敗を自分のせいだと認めず、責任逃れをするからだ。

人のせいにしたり、会社のせいにしたり、景気のせいにしたりして、

自分の失敗を素直に認めようとしない。

だから最後まで本気になることはなく、化けることもできない。

 

人は変わることができる。

本気になれば、大化けすることができる。

そのためには大きな失敗をすることだ。

挫折や失敗を受け止める覚悟を持ち、果敢に挑戦することだ。

盛大な失敗も、自分が大化けできるきっかけになることがある。

「あのとき経験しておいてよかった」と言える日が来る。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「大きな失敗をして、本気になる」