百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

春は冬の終わりではない 「品のある人、品のない人 (中谷彰宏)」

街のブティックのショーウインドーは、常に季節を1ヶ月先取りする。

まだ暑いのに秋物、まだ寒いのに春物を売る。

これがあることで、先行して季節感を感じられる。

小売業では、その季節が来る前に季節物を店に並べる。

家電でも、春先の引越しのシーズンの前に一人暮らしの家電を打ち出すし、

夏が来る前に扇風機やクーラーを揃えるし、

冬が来る前にストーブなど暖房類を並べる。

 

同じように、品のある人は季節に合わせていち早く服装を変える、と著者は言う。

逆に品のない人は一年中同じ格好をしている。

夏でも冬でも同じ格好だから、写真を見ただけではどの季節かわからない。

また、きちんと季節に合わせた格好をしていても、

タイミングが遅かったりする。

それは家の中の夏物と冬物の入れ替えが遅いからである。

「まだ時々暑い日がある」などと言って中々入れ替えられないのである。

 

夏物を冬物の入れ替えのポイントは、春と秋である。

品のある人は、春を「夏の初め」と感じる。

品のない人は、春を「冬の終わり」と感じる。

こうしてクローゼットの入れ替えの速さに差が出る。

結果品のある人は、誰よりも早く季節に合わせた服装をする。

 

これは何事においても当てはまる。

どれだけ先を読んで行動するかで、準備にとりかかるスピードが決まる。

早め早めに動いている人は、適切なタイミングに間に合う。

目の前のことだけ見て、先を見てない人はバタバタ準備して間に合わない。

月末に、今月の売上だけしか考えていな人と、

来月の準備をとっくに始めている人では成果が違ってくる。

 

早めの行動は成果につながりやすい

早めに行動するためには、早めに準備にとりかかることだ。

春を「夏の初め」と考えている人は、夏の準備にとりかかるのが早くなる。

早めに準備するには、なるべく先を見ることである。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「春のうちに夏のことを考える」