百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

9割のプレイヤーは、場面ごとの最適解を求める。世界一のプレイヤーは・・ 「1日ひとつだけ、強くなる。(梅原大吾)」

「1日ひとつだけ、強くなる。(梅原大吾)」より、

世界一の人と普通の人との違いを要約してみる。

 

格闘ゲームには「弾」という武器がある。

格闘ゲームは主に拳足で戦うが、特殊な技として、

一部のキャラクターは飛び道具の弾を使用できる。

ほとんどのプレイヤーは「タマを撃つと危ない」と思って使わない。

弾の攻撃力はそれほど高くないし、かわされた時の反撃のダメージが大きいからだ。

しかし、僕は危険な状況であっても、必要であれば弾を撃つ。」

 

ここに、普通のプレイヤーと世界一のプレイヤーとの考え方の差が出る。

普通のプレイヤーの考え方は

 

「ほとんどのプレイヤーは、Aという場面では、Aで一番いい方法を考える。

Bの場面に移ったら、またBで一番いい方法を考える。

全部のシチュエーションで勝とうとする、

小テストを積み重ねた合計点で競うようなやり方だ。

 

こういう発想では、当然「飛び道具を撃つ」という発想はどの場面でも出てこない。

しかし、それは目的のための視点がないから、

いつまで経っても場面のことだけを追っているだけである。」

 

世界一のプレイヤーはどう考えるのだろうか。

 

「僕のプレイは、危ない行動ばかりやっているように見えるかもしれない。

しかし、僕としては勝つ形に行くまでの視点があって、

流れの中で「ここまでは行っても大丈夫」ということがわかっている。

 

それに押さえるべきところさえ間違っていなければ、

場面において失敗したってかまわないのだ。

全部の場面で勝とうとすると、プレイに余裕がなくなり、ミスも出る。」

 

「僕は相手にダメージを与えられる可能性が高いときでも、

攻撃に行かないことがある。

その場面だけみると、「どうして攻撃に行かないのか?」と思うだろう。

だが、ゴールに向かうためには、ダメージを期待できる場面でも

動かない方がいいことがある。」

 

大事なのは、「試合全体の中で勝つためのポイント」にこだわることなのだ。

勝つポイントを抑えるためには、危険な弾だって撃つし、

ポイントから外れていれば、ダメージを与えれる場面でも攻撃しない。

 

試合全体を大局で掴んで、作戦を立てる。

ポイントさえ抑えていれば、失敗する場面があっても大丈夫だ。

全ての場面で勝つ必要はないのだ。

切り取った場面場面で、その都度正解を考える人と、

試合全体の中であらかじめポイントを考えてる人と、どちらが勝つかは明白だ。

 

私がこの部分を読んで、思い出した言葉がある。

「最も大切なことは、最も大切なことを、最も大切に行うことだ。」

7つの習慣の作者の言葉である。

最も大切なことは、試合全体の中でポイントを押さえる視点を持つことである。

 

本日の武器「全体の中でのポイントを最も大切にする」