仕事ができるようになるには
何度言っても同じ失敗をする人がいる。
上司が「何回同じことを言わせるんだ!」と怒る。
部下は同じ説教を何回も聞いているはずなのに、同じ失敗をする。
これは実は、何回も同じことを言ってるから、同じ失敗をするのである。
社長育成コンサルタントのうなばらゆう氏によれば、
人を育成するには、4段階あるとのことだ。
それは、「知る→わかる→できる→習慣化する」である。
「何回同じこと言わせるんだ」と言いながら同じ説明をするのは、
最初の「知る」という段階を繰り返しているに過ぎない。
「知る」ことをしても、「わかる」ことができていないから、
いつまでたっても「できない」、「習慣にならない」のだ。
「知る」から「わかる」に移行させるには、
「知ったことを説明させる」のが効果的だそうだ。
例えば、新入社員に研修で習ったことを、担当者にメールさせる。
自分がきちんと理解していないと、他人に説明することはできない。
だから、知ったことをアウトプットすることで理解が深まる。
そして、わかったことを実行すれば「できる」ようになるし、
それを繰り返すことで、「習慣化」できる。
だから、上司はできない部下が「知る→わかる→できる→習慣化する」の
どの段階でつまづいているかを見極めないといけない。
では、「自信のない人が自信をつけるには」という観点から考察してみる。
自信をつけるには、まずは「知る」ことから始める。
私はブログで、「引きこもりの人はどうせ時間があるのだから、勉強するのがいい」
と勧めている。勉強して、物事を「知る」。
これは自信をつける最初のステップだと思う。
そして、知ったことを「わかる」ように、アウトプットしてみてはどうだろう。
話せる他人がいれば、その人に説明してみる。
いなければ、ブログでも何でもいい。
自分だけしか読まない日記に書いてもいい。
それを他人目線で読んでみてチェックすればいいだけだ。
自信をつけていくにはどうしても「外部」が必要だと私は考える。
自分以外の他人と、つまり「社会」と関わっていかない限り、
根本的に自信は身につかない。
知ったことを説明することは、外部に情報発信をすることになり、
コミュニケーションの練習にもつながると思う。
自信につながる手段として、
「知る」「勉強する」だけでなく、
もう1段階上の情報発信してみてはどうだろうか。
本日の武器「知ったことを説明してみる」