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百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

うつ状態は実力を高める 「自信がない人は一流になれる(トマス・チャモロープリミュージック)」

心理学の研究によると、自分に自信がない人は、

自信過剰な人よりも、他者からの厳しい評価を求める傾向がある。

自分を褒める人が周りにいたとしても、

自分に厳しく批判的な人を好む。

彼らが求めるのは「正しい現実」なのだ。

 

それに対して自分を過大評価する人は、

自信は持てるかもしれないが、現実を正しく認識することはできない。

彼らは自信過剰なゆえに、現実を歪めて解釈する。

 

自分に自信がないということは、

言い換えれば、自分を厳しく評価しているとも言える。

そういう人は、たしかに自信がなくて辛い思いをするかもしれないが、

現実を正しく認識することができる。

だからこそ、現実的な実力を高めるために努力することができる。

うつ病の人であっても、その点は変わらないという。

 

気分の落ち込みにも、何か心理的に重要な役割があるかもしれない。

その可能性について、進化論的な観点から考察された学説がある。

それによると、うつ病になるのは現実の問題に対処するための

一つの手段であるとのことだ。

 

例えば、人はうつ状態になると小さなことがどうでもよくなる。

その結果、普通なら楽しいことでも楽しくなくなる。

パーティーに行っても、好きな音楽を聞いても、楽しい映画を見ても、

デートに行っても楽しみが見いだせない。

これはうつ病の典型的な症状である。

 

これは、人類がうつ状態になることで余計なことに気を散らさずに、

難しいことに集中できるように進化していることを表すという。

体に病原菌が入り込むと発熱によって問題を解決しようとするように、

うつ病もまた、脳が難しい問題に対処しようとして起こる結果なのだ。

愛する人を失う、楽しい休暇が終わる、大きな失敗や失望を味わう、といった事態と

折り合いをつけようとするために起こる現象がうつ病だ。

そうすることで、ネガティブな出来事に対処し、

今後同じような辛い経験を繰り返さないように準備ができるというわけだ。

 

ドストエフスキーハリソン・フォードミケランジェロなど、

傑出した成功者でうつ病を経験した人は多い。

うつ病には進化上の大切な役割がある。

だから現代のように、うつ病のようなネガティブな状態の自分を拒否し、

抗うつ剤で消そうとするのはよくないかもしれない。

気分が落ち込んだり、自信を失ったりしたとしても、

それをきっかけに今までの行動や考え方を変えることで

自分の実力を高める機会にもなり得るのだ。

 

うつ状態の自分を忌み嫌う必要はない。

むしろ、自分を進化させるための自然な現象であるという説もある。

いつもいつもポジティブでいることのほうが不自然だ。

それは、過剰な自信を持つあまり現実逃避している可能性もある。

うつ病を受け入れる。

自信のない自分を受け入れる。

そのうえで、コツコツと実力を磨く。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「ネガティブな状態を実力を高める機会ととらえる」