GREATから始めよ 「たった5秒思考を変えるだけで仕事の9割はうまくいく (島原隆志)」
人は褒められるとモチベーションが高まる。
著者によれば欧米人は褒めるのが上手らしい。
「あなたは貴重な人材だ」「あなたの潜在能力の高さには一目置いている」など
相手を必要とする理由を明確に伝えてくる。
もちろんリップサービスもあるのだろうが、
褒められれば悪い気はしない。
人は褒められると伸びるものだ。
外国人は「あなたはすごいね(You are great!)」と言ってくる。
Greatで褒めた後に、何がGreatなのか理由をしっかりと付け加える。
慣れないうちは大げさで嘘っぽく感じるかもしれないが、
それが当たり前のように繰り返されると心地よく感じるし、
自分の強みを発見するきっかけにもなる。
ポイントはただ褒めるだけでなく、その理由をしっかりと伝えることだ。
ただやみくもに「すごいね」と言われても心には響かない。
小泉元首相が「痛みに耐えてよくがんばった!感動した!」と
貴乃花に言って話題になっていた。
ただ「感動した」と言ったのではなく、
感動した理由を端的に説明したからこそ印象に残ったのではないか。
仕事を任せるときも、そっけなく任せるか、
期待や長所を明確に伝えながら任せるかで相手の反応は変わってくる。
自分の意見、感じた事、理由を一言添えるだけで深みが出る。
そして、まずGreatと言ってみるのも有効かもしれない。
「~はすごい」とまず言い切る。
言い切ることで脳は「~がすごい理由」を自動的に探し始めるものだ。
長所を疑えば、長所はいつまでも出てこない。
まずGreatと言い切って、長所があることを前提にしてしまうのがいい。
「私なんかすごくない」と言えば、すごくない理由が自動的に出てくる。
「私はすごい」と言えば、すごい理由が見つかるかもしれない。
そうすることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「最初にGreatと言ってその理由を伝える」