百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

結婚と就職は必ずウラ目が出る 「ウラ目の法則 (西田文郎)」

斎藤一人は「夫婦はこの世で一番相性が悪い者同士がくっつく」と言った。

「ウラ目の法則 (西田文郎)」においても

「結婚はウラ目の法則の極み」という記述が出てくる。

お互いに「この人いいな」と思って結婚しても、

結婚したあとでは「こんなずじゃなかった」と思うことはよくある。

 

なぜこういうことが起こるかというと、

最初はみんな理想をイメージしているからである。

理想は崩れるものだ。

崩れたときに「だまされた」「こんなはずじゃ」と思ってしまう。

理想を持ってしまう限り、誰を結婚相手に選んでもこれは起こる。

だから夫婦とはそういうものだと思うしかない。

 

これは新入社員が理想を抱いて会社に入るのと同じである。

現実は理想よりも確実に厳しい。

1年以内には必ず理想と現実の違いに気づく。

つまり現実がウラ目となって現れるのである。

これも就職はそういうものだと思うしかない。

 

大事なことは「理想通りにはならない」ということを覚悟することである。

その上で、許容範囲を意識することだ。

「ここまでは許せる」という範囲を超えなければ、

何とかウラ目をひっくり返せるようがんばれるものだ。

 これは以前ブログに書いた豪華1点主義とも言えるかもしれない。

アパートの部屋を借りる時に、とにかく家賃が安いところがいいなら、

部屋が汚かろうが、駅から遠かろうが目をつぶり、

その代わり家賃は最大限安いところを選ぶ。

家賃の安ければそれ以外の条件は許容範囲となり、

家賃が高いのは許容範囲を超えることになる。

hyakutakenikki.hatenablog.com

恋愛においても言えるかもしれない。

浮気をしない人がいいのであれば、とにかく浮気をしない人を選ぶ。

顔や性格などその他のことは最低限許容範囲であればいい。

逆に言うと、相手が理想と違ったときに

自分の許容範囲を超えているか確認して、

超えていなければ良いところだけを見る。

これぐらいの感覚の方が、理想と現実のGAPに悩んで

感情的に分かれることもなく、長く続くのかもしれない。 

 

 これは自分にも当てはまる。

自分のやろうとしていることが理想通りにならない。

そんな時には、許容範囲なのかを考え、できていることに目を向ける。

例えば、単語を1日100個覚えるつもりだったとする。

でも1日10個しか覚えられない。

そこで理想通りに100個覚えられないからあきらめるのではなく、

1日10個覚えているという事実を認め、これは許容範囲と考えて

あきらめずに覚え続ける。

そのほうが何もしないより1億倍以上いいはずだ。

これが1日に1個たりとも覚えられないなら、

さすがに許容範囲を超えていると考えて、他のことをしたほうがいい。

 

まずは理想通りにならないことを覚悟しておく。

その上で妥協できること、妥協できないことを決めておく。

その許容範囲を超えない限りは、少しでもうまく行っていることだけを見て

あきらめないようにする。

そうすれば理想と現実のギャップにいつまでも苦しまないし、

そこから自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「理想通りにならないときの許容範囲を決める」