百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

自己中な人ほど信頼から 「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力(勝間和代)」

囚人のジレンマという

有名な話がある。

 

2人の囚人が捕まって、

・ともに自白する

・ともに黙っている

・片方が自白して

 もう片方が黙っている

と、幾つかのパターンができ、

それぞれ刑期が異なるときに

どう行動すればいいか、というものだ。

 

ともに黙っていれば、

2人とも懲役が一番短くなる。

 

片方が自白をしてしまって

自分が黙っていると、

自分の懲役だけが長くなる。

 

両方とも自白をすると、

上記の中間の懲役年数になる。

 

となると、

相手を信頼したときに一番いいのは、

自分が黙っていることだ。

しかし、万一相手が話してしまうと、

自分だけ懲役が長くなってしまう。

 

自白をすれば自分のリスクは最小限になるが、

もしも相手が黙っていると、

相手を裏切ることになる。

 

この話の面白いところは、

この自白と黙秘のシミュレーションを

何回やっても、結局一番いいのは

「相手を信頼することから戦略を立てる」

という結論になることだ。

 

まず、相手を信頼して

自白をしない。

 

次に、相手が自白を本当にしなかったら

そのまま自白をしないようにする。

 

もしも相手が自白をしてきたら

自分も自白をする。

そこでもしも

相手がやっぱり自白を止めたら

自分も自白をしないようにする。

 

つまり、基本的には

信頼してくれた相手には信頼で返す、

相手の出方がわからないときには

こちらは信頼から始める、

というのが一番優秀な戦略になるのだ。

 

やみくもにお人好しになる必要はないが、

基本的には信頼から始めたほうが

自分の利益になる。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「信頼から始める」

ポジティブな結果をイメージするな 「アイディアの力(チップ・ハーンス+ダン・ハース)」

カリフォルニア大学で

ある実験が行われた。

 

生徒を3グループに分けて、

生徒の悩みをカウンセリングする、

というものだ。

 

Aグループは

普通に指導を受けただけで帰宅し、

1週間後に再び来るように言われた。

 

Bグループには

自分の悩みがどういう経緯で起こったのかを

1から順に思い出させた。

 

Cグループには

自分の悩みが解決した姿を想像させた。

 

1週間後に来た生徒を追跡調査した。

どのグループの生徒が、

最も悩みに上手く対処できていたのか?

 

答えはBグループだった。

問題解決のために具体的な行動したり、

身近な人に相談した割り合いが

最も高かったのだ。

 

この結果は意外なものかもしれない。

巷に溢れる多くの自己啓発書には、

成功した自分をイメージしなさい、

みたいなことが書いてあるからだ。

 

だが、この実験では

ポジティブな未来をイメージするよりも

過去のどこに問題があったかを

イメージしたほうが効果的だったのだ。

 

ポジティブな未来をイメージしても

リアリティがなくて信じられないことがある。

それに対して過去の問題点は

現実に起こったことであり、

リアリティそのものだ。

それをイメージすることで

どう行動すればよいかがわかる。

 

結果を目指すのは当然だが、

イメージするべきは、

結果に至るまでのプロセスだ。

過去のプロセスを思い返し、

結果につなげるために

やるべきことをイメージする。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「結果よりもプロセスをイメージする」

最大のリスク 「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力(勝間和代)」

何かをやるときには

リスクはなるべく減らしたほうがよい。

 

だが、ここで注意したいのは、

場合によっては

「やらないこと」がリスクになることだ。

 

リスクをとって新しい行動することで

新たな経験が増える。

成功すれば、その成功体験が

勝ちパターンのヒントになるし、

失敗しても、その失敗経験から

次にどうすればいいかがわかる。

 

あまりのも無謀な行動でない限りは、

やらないよりも

やったほうが成功しやすくなるのだ。

 

リカバリーできる余地があれば、

迷った時はリスクをとって

やってみることだ。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「迷ったらやること」

妬みを越えて 「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力(勝間和代)」

三毒」という考え方が仏教にはある。

 

三毒」とは、

妬む・怒る・愚痴るの3つだ。

これらを追放することで

煩悩から離れられるという。

 

著者にとって三毒を追放するとは、

どうしゃったら妬まなくてすむか、

怒らなくてすむか、

愚痴らなくてすむか、を考えることだ。

そうすることで

自然とポジティブシンキングになる。

 

山田真哉氏の

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」が

160万部も売れた時、

著者は同じ会計士として

正直羨ましかったという。

 

だが、著者はここで妬まずに

彼に追いついてみよう、と考えた。

同じくらい売れる本を出すには

どうすればいいか戦略を立てたという。

 

これは妬みを超えるコツではないだろうか。

自分にとって羨ましい人がいたときに、

その人を妬むのではなく、

「どうすればその人と肩を並べられるか」を

考えて実行してみる。

 

そのほうが精神的にも健全だし、

結果も後からついてくる。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「妬まずに肩をならべる」

日常生活が全て本番 「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力(勝間和代)」

著者が読んだ、ある心臓外科医の本の話。

 

心臓外科の手術は、

ちょっとしたミスも許されない。

 

だからこそ、

心臓外科医が普段から

心がけていることがある。

 

たとえば、

食卓で何かを取ろうとしたはずみに、

お茶碗や醤油差しを倒しそうになる、

そんな状況は誰でもあるだろう。

 

心臓外科医は、そんな状況を作らない。

たとえ食卓の場であっても、

普段から水や醤油をこぼすような人であれば、

必ず手術の時にミスを犯す。

ちょっとしたミスが患者の命を奪う。

 

だからこそ、日常生活から

非常に事細かに注意して行動しているという。

 

普段の行動が、

いざというときに表れる。

 

何事も本番でうまくいきたければ、

日常生活の時点で

本番を想定して行動したほうがよい。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「普段から本番を想定する」

成功は復讐する 「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力(勝間和代)」

経験を積んだ人ほど、

先入観がでやすい。

 

特に成功体験がある人は

環境の変化に気づくのが遅れて

新しい動きについていけず

失敗してしまうことがある。

 

よく「ゼロベースで考えなさい」と言われる。

一旦それまでの経緯が脇に置いて、

客観的な目で見ないと間違うことがある。

 

ゼロベースで見るためには、

今まで自分が信じていた前提を

「もし○○だったら」と考えるとよい。

 

「予算が足りない」

「もし今の予算でできることがあるとしたら?」

 

「自分は見た目が悪い」

「もし内面で勝負できるとしたら?」

「もし髪型を変えると

 少しはマシになるとしたら?」

 

「自分は生きている価値がない」

「もし一つだけ

 自分にも役に立てることがあるとしたら?」

 

仮定でいいので、自分の前提を疑ってみる。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「もし○○としたら?と考える」

「我が社はいつもそうやってきた」は何かが間違っている警告 「エスキモーに氷を売る(ジョン・スポールストラ)」

著者がスポーツチームのビジネスで

広告について会社の重役と

話したときのこと。

 

当日券を買うた客を引き寄せるため、

試合当日の新聞やラジオの広告について

担当者に質問した。

 

「新聞広告とラジオのスポットで

1ゲームで5000ドルも使っているが、

これはどうしてだね?」

 

「うちではいつも

そうやってきましたから」

このように答えた人が

何人もいたという。

 

当日券購入者がもたらす入場料収入は

8000ドルにすぎなかった。

つまり、8000ドルを得るために

5000ドル使っていたのだ。

 

「試合当日の広告に

5000ドル使わなくても

1ゲーム当たり8000ドルの当日券収入は

入るだろうか」

「多分入るでしょう」

 

実際に試合当日の広告をやめたが、

当日券収入は8000ドルのままだった。

 

「わが社はいつもこうしてきた」

この言葉は何かが間違っている

 最初の警告である。

 

個人においても

「いつもこうしてきた」ことが、

 ベストなこととは限らない。

もっといい方法があるのに、

思考停止になってるのかもしれない。

 

そう考えることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「従来の慣習を疑ってみる」