百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

限界などないのか 「エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン)」

現代は仕事とプライベートの

線引きが難しい時代である。

ネットやLINEで

いつでもどこでも仕事ができるし

連絡もとれる。

休日に仕事の対応を迫られることも

珍しいことではない。

 

もっと言えば、仕事は一方的に

プライベートを侵食しようとする。

もしも月曜日の朝に子どもたちを連れて

会社に遊びに来たら、

おかしな気がするはずだろう。

だが、土日に家や会社で仕事をしても

おかしな気がしなくなってしまっている。

 

ハーバードビジネススクールの教授が

会社に勤めていたとき、

土日に仕事を手伝って欲しいと頼まれた。

だが彼は、土日には家族と過ごすからと断った。

上司は不機嫌な顔で立ち去ったが、

それでも彼の評価は下がらず、

やがて土日は働かないということを

周囲も受け入れてくれた。

 

自分の大事にしていることを守るために

境界線を引くことは難しい。

むしろ境界線などなくしたほうが

バリバリと働けると思っている人もいる。

 

「自分には限界はない。全部片付けてやる」

そうした考えは思い上がりである。

あまり無理をしていると、

忙しすぎて何もかも中途半端になる。

 

一線を引くことで、

どこまでできて、どこまでできないかが

明確にわかるのではないか。

はっきりした線引きがなければ、

他人はどこまで踏み込んでいいかわからずに

どんどん侵略してくる。

 

境界線を引くことで

大事なことに集中する。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「境界線を引く」