百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

正しさより大事なこと 「史上最強の人生戦略マニュアル(フィリップ・マグロー)」

アメリカでは知らな人はいないくらい

有名な司会者、オプラ・ウインフリー。

 

彼女が狂牛病について

メディアを通じてその危険性を告発したとき、

牧畜業者を中心に

いわれのない中傷と個人攻撃、

そして多額の賠償金を求めた訴訟を起こされた。

 

賢明で力があり、

アメリカで最も影響力のある女性と言われた

オプラでさえ、

そのような理不尽な逆境に直面したときには

「現実が間違っている」

「自分の正しさは自然と証明される」と

現実を否定し、殻に閉じこもってしまっていた。

 

このままでは裁判に勝てない。

そのような状態のオプラに対して著者は、

あるべき状況ではなく、

ありのままの現状に対処するべきだと説得し、

やがて彼女は現実に立ち向かう覚悟をし、

見事に裁判で逆転した。

 

我々は物事に対して

「正しいかどうか」にとらわれがちだ。

だが、「正しいかどうか」ではなく、

「うまくいっているかどうか」に

目を向けるべきだ。

 

自分の乗っている船が沈没しかけたり

進路が外れているときに、

「最新式の船にそんなことは

起こるはずがない。

これは正しくない」と言ってる場合ではない。

うまくいってないなら

うまくいっていないことを認めて

現実的に行動するべきだ。

 

 

正当だろうと不当だろうと

事実は事実なのだ。

それを受け入れずに

「これは正しくない」と

くよくよしてもしょうがない。

 

「楽観主義者」でも「悲観主義者」でもなく、

「現実主義者」になるべきだ。

どんなに不幸なことでも、

どんなに理不尽なことでも

現実に起こっていることを受け止めて

現実的に対処するしかない。

 

根拠のない希望も心配も持たずに

今現実に起こっていることを受け入れて

粛々と対処していく。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「正しさよりも、

現実としてうまくいっているかどうか」