読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

枝葉と根本 「問題解決の教科書(小宮一慶)」

ピーター・ドラッガーの有名なたとえ話に

「キャデラックのライバルは何か」

というものがある。

 

通常はBMWメルセデスなど、

高級な車を想像する人が多い。

それも間違いではないが、ドラッガー

「キャデラックのライバルは、

ミンクのコートである」と言っている。

 

ポイントは「キャデラックを買いに来る人は、

何を求めてやってくるのか」である。

 

単に移動するための手段として

キャデラックを買いに来るのではない。

要は富裕層としての「見栄」を買うのだ。

 

その人達に

「もう少し燃費のいい車があります」と

応対しても無意味な接客となる。

むしろ奥様のミンクのコートに勝てるくらいの

見栄を刺激しないといけないのだ。

 

本質を掴まないと、的はずれな戦略になる。

 

著者によれば、売上を上げるアドバイスをするときに

質の悪いコンサルタント

「商品が悪いんじゃないですか」

「コスト削減ができてないんじゃないですか」

と、表層的なところだけを言ってくる。

 

少し腕のいいコンサルタント

「他社の製品との差別化ができていないのでは」

「他社の製品やサービスの分析をしましょう」

と、たしかに必要なことは言ってくる。

しかし、これだけでは一時的に業績が回復しても

すぐにまた行き詰まってしまう。

 

最悪のコンサルタントの場合は

「もう、気合を入れるしかないですね」

「大きな声で挨拶をしましょう」

と現象を正確に把握することもなく、

その本質を考えることもなく、

根性論だけを持ち出してくる。

 

では、著者の場合はどうするか。

競合他社など必要な分析を行いながら、

同時に社員の様子を窺う。

そして経営者に

「社員の皆さんはルンルン気分で

会社に来ていますか」と尋ねるそうだ。

 

ビジネスでは基本に立ち返ることなしに、

本当にお客様に喜んでいただけるような

商品やサービスは生み出せない。

「利益を出すために仕事をする」のではなく、

「利益が出るくらい良い仕事をする」という

発想が重要になってくる。

 

結局「利益ありき」で嫌々仕事をしても

結果はついてこないのである。

まず自分の仕事が好きで誇りが持てる。

その先に努力があり、結果がある。

 

自発的に動ける人間をつくるには

どうすればいいか。

それを日々考えて経営をしているかどうかで

結果は全く違ってくる。

だからこそ著者は

「社員の皆さんはルンルン気分で

会社に来ていますか」と尋ねるのだ。

 

問題が起こったときに、

対処療法的に処理するだけでは

いずれまた行き詰まってしまう。

根本的な問題に向き合わないといけない。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「ルンルン気分になっているか」