百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

会話を盛り上げる 「なぜ、タモリさんは人の懐に入るのが上手いのか?(内藤誼人)」

作家の山本文緒が、

タモリについて次のように批評している。

「テレフォンショッキングを見ていると、

まるでプロテニス選手が初心者とラリーを

するみたいに、相手が答えやすいところに

話題を運びますよね」

 

この話法は「ストックスピール」と呼ばれる。

相手が既に経験していたり、

既に考えていたことを話題にする手法である。

 

たとえば、相手が40代であれば

「これまでに一度くらい転職や独立を

考えたことがあるんじゃないですか?」ときくと

大体「実はそうなんですよ」と答える。

 

相手が10代や20代であれば、

「今好きな人がいるでしょ?」ときくと

割と当たる場合が多い。

10代や20代は恋愛で悩むことが多いからである。

 

相手の興味・関心のあることに焦点を当て、

相手が打ち返しやすい場所にボールを投げれば

会話のキャッチボールは続きやすい。

 

逆に相手の話を聞かず、

自分の言いたいことや、自分の興味のあることだけ

話していても会話が続かないだろう。

 

販売業においても同様である。

お客様の話を聞かず、

自社商品の自慢ばかりしても売れない。

 

お客様の悩みに焦点をあて、

それを自社商品で解決できることを伝える。

特にお客様の悩みの中にはパターンがあるので

それを把握した上でのぞむと良いのではないか。

 

特に誰にでも当てはまるような質問を

頭の中に蓄積しておき、

それを口からスラスラ言えるように練習すれば

会話が苦手な人でもやがて克服できるかもしれない。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「相手が打ち返しやすいことを話す」