革命 「習慣の力 (チャールズ・ドゥヒック)」
20年前、減量するのに一番いいのは
「生活の改善」というのが一般的な常識だった。
医者は肥満患者に対して厳しい食事制限を課したり、
ジムやカウンセリングに定期的に通わせたり、
エレベーターより階段を使わせたりしていた。
悪い習慣を変えるには、
生活を大きく変えなければならない、というのが
一般的な考え方だった。
しかしこうした方法の効果を長期的に調査したところ、
ほとんどうまくいってないことが判明した。
肥満患者は何週間かは階段を使っていたが、
その月の終わりには挫折をしていた。
食事制限をしてジムに通っても、
最初の気分の盛り上がりが落ち着くと、
テレビを見ながら食べまくるという習慣に戻った。
一気に多くのことを変えると、
どれも続かないという法則があるのではないか。
何事もリバウンドがある。
急なダイエットは大きなリバウンドを起こすし、
組織でもいきなり何もかも変えようとすれば、
必ず激しい抵抗にあう。
大きなものを変えたければ、
まずは小さなことを一つ一つ確実に改善することだ。
一つ一つ何かを改善するたびに、
その影響が他の部分にも普及し、
やがて全体が変わり始める。
そうすることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「何か一つ小さなことを変えていく」