居心地のよい男 「出世する男はなぜセックスが上手いのか?(アダム徳永)」
著者が聞き上手のライターに、インタビューの心得を聞いたことがある。
彼はそのときこう答えたそうだ。
「いかに的を射た質問をするかというよりも、
いかにこちらが聞いていないことにまで話してもらえる雰囲気を作るか。
そのほうが大切だし難しいですね。
まずはボクという人間に好意を持ってもらうことです」
セックスの上手い男は、皆聞き上手であると著者はいう。
聞き上手は相手の要望を無理やり聞き出そうとしない。
彼らが巧みなのは、相手が話しやすい雰囲気を作ることだ。
真剣に人の話を聞く態度は、相手の心を開く近道である。
聞くという態度は、相手への興味と好意を伝えることが出来る。
インタビューが下手な人は、事前に用意してきた質問を順番通りにする。
そういう人は相手と視線が合うことはないし、話も弾まない。
一方で、上手な人はインタビューの間ほとんどずっと視線が合う。
そして、相手の話を受けた上で次の質問をその場で考えてくれる。
だからこそインタビューが盛り上がるのである。
上手な質問を事前に考えることも大切であるが、
一番大事なのはいかに話しやすい雰囲気を作るかだ。
インタビューだけではなく、あらゆることに当てはまる。
いかにお客様が買いやすい雰囲気を作るか
いかに部下が力を発揮しやすい雰囲気を作るか
いかに計画がうまくいきそうな雰囲気を作るか
そう考えることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「雰囲気作りという観点から改善する」