すべてのものは2度作られる 「7つの習慣(スティーブン・R・コビー)」
「すべてのものは2度作られる」という原則がある。
万物にはまず知的な第一の創造があり、それから物的な第二の創造がある。
住宅の建設みたいなものだ。
一本目の釘を打つ前には細かいところまで全てが創造されている。
どういう家がほしいのか打ち出し、その考えを設計図に描き、
建築の計画を立てる。
この作業が完成するまでは工事にかかることはない。
でなければ第二の創造ー物的な創造ーにおいて、家のコストを増大させるだけだ。
大工には「二度測って一度で切る」という格言がある。
設計図という知的な創造で、本当に欲しい姿が描けいるかどうかを事前に確認する。
それができてはじめて、セメントや木材を使って形づけていける。
つまり、目的と計画という二度の測定があるから工事がうまくいく。
仕事においても、私生活においても、目的と計画を作った上で行動に移すと、
目指す結果に効率的に近づいていける。
逆に言えば、結果を焦るあまり、一度で手に入れようとするな、とも言える。
すべてのものは2度作られるし、一流の大工ですら二度測って一度で切る。
適切な目的と計画があるから、適切に行動できる。
もっと拡大すれば、練習でうまくいくから本番でもうまくいくし、
滑り止めの学校に受かるから本命の学校にも受かるし、
下書きがあるから清書がうまくいくのではないか。
最初から1度で完成させようとするのではなく、
2度で完成に持っていく。
そうすることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「すべてのものは2度作られる」