ヒットよりデッドボールのほうが覚えてもらえる 「人生を変えるブランド塾(中谷彰宏)」
会議で「何か気づいた人」と聞かれて、うつむきながら考える人。
学生時代に、先生から当てられないように、うつむいて消しゴムで消すふりをする人。
そうしたことをした瞬間にその人のオーラは消えてしまう、と著者は言う。
うつむいている人からはブランドは生まれない。
答えが浮かんでいても、浮かんでいなくても、
ずっと顔を上げてニコニコ笑っている状態にするとオーラが出てくる。
そこで間違ったことを言ったとしても、実は問題ではないと思う。
その場でみんながうつむいて話が進まないことより、
間違ってもいいから自分の考えをぶつけてみるほうが場が動き出す。
そうすると、間違っていてもそこから新たな気付きが生まれることもある。
勿論、あまりにも的はずれなことを言ってもしょうがないのだが、
自分でちゃんと考えた上での発言であれば誰もマイナスには思わない。
我々は、時としてストライクボールを狙おうとするあまり、
見逃し三振をしてしまいがちではないだろうか。
ストライクボールしか打たないバッターのように
100%自信のないことには積極的に行こうとしないのではないか。
だが、いつも自分に都合のいいストライクボールが来ることは少ない。
むしろ、見逃したらボール、うかうかしたらデッドボールになるものでも
果敢に打っていこうとすることで結果がついてくることもある。
ストライクボールを待つのではなく、
デッドボールを恐れずに球に近づいていく。
同じように、会議でも授業でも、自信のないときにうつむくのではなく、
常に顔を上げて自分で考えて発信していく。
そうすることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「デッドボールを恐れてうつむかない」