仲間を先に成功させる 「ハイパフォーマー 彼らの法則(相原孝夫)」
「つながりー社会的ネットワークの驚くべき力」という本によれば
政治から経済から病気から精神状態にいたるまで
ありとあらゆるものが人から人へ伝染するそうだ。
不機嫌な人が近くにいると不機嫌が移る、というのはよくある話だ。
しかしそればかりか、肥満すらも伝染するというのだ。
親しい友人の一人が肥満になった場合、57%の確率で自分も肥満になる。
行動と思考は確実に伝染する。
この法則に従えば、身近な周りの人たちを良い状態にすることは
必ず自分自身のためになる。
成功した人が近くにいれば、自分も成功しやすくなる。
だから、成功に近い人がいれば、嫉妬したり手柄を横取りしたりするのではなく、
その人を応援したほうが自分も成功に近づくのだ。
足を引っ張っていると、逆に自分も足元をすくわれてしまう。
人を応援すると信頼も得られる。
自分が応援した人は、後に自分を助けてくれる。
色いろな人を応援することで職場の雰囲気も明るくなり、
ビジネスもうまくいく。
自分が主役になるためには、脇役をきちんとこなしたほうがよい。
長く役者として活動している人は脇役が多いそうだ。
人を蹴落として主役になっても、周囲の反感を買うだけだし、
その映画一発で終わってしまうこともある。
脇役に徹してキャリアを積み上げれば、
実力もつくし、周囲の信頼も得られ、
主役に抜擢されたり、長く活動できたりするのだ。
そう考えることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「仲間を先に成功させる」