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百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

「恐れる」の反対語 「恐れない技術(桜井章一)」

例えばぎっくり腰になったとき、当然人は激しい痛みに襲われる。

身体を動かせば痛みが襲ってくる。

寝返りさえ打てないままベッドに転がっていると、

今度は痛みだけでなく激しい不安が襲ってくる。

「このまま痛みがひかなかったら会社に行けないかもしれない」

「それどころか、言うことをきかない体になってしまうかもしれない」

自分の将来に対する恐れが次から次へと湧いてくるのだ。

 

何か自分にとって良くないことや、予測できないことが起こったとき、

人は誰でも不安感を抱き、やがてそれは「恐怖」に変わる。

例えば、車によるひき逃げ事件でも、

事故を起こした後とっさに逃げ出すドライバーが多いのも、

「捕まる!」という恐怖感がそうさせるのである。

後から考えれば、逃げたところで必ず捕まるし、罪はさらに重くなるのに、

思いもよらぬ事故に遭遇し、大きくなってくる恐怖から逃げ出してしまうのだ。

 

ひき逃げだけでなく、財布を失くしたときにも恐怖は襲ってくる。

「あっ財布がない!」とここまでは事実だ。

しかし、そこから頭のなかに不安が襲ってくる。

「一体どこで落としたんだ」「見つからなかったらどうしよう」

「警察に紛失届けを出してたら仕事に間に合わない」

と、動揺して次から次へと悪い考えが起こってくる。

 

だが、ぎっくり腰になろうが、ひき逃げしようが、財布を失くそうが、

結局は甘んじて受け入れるしかない。

きちんと対処して、あとはなるようにしかならない。

ここで不安や恐怖から色々良からぬことを考えてしまうと、

どんどん恐怖は増大し、適切な行動はとれなくなってしまう。

 

著者の知り合いで、借金数千万円を20数年かけて返した人がいるという。

その人は借金から逃げなかったから返済できた。

開き直って、生きている限り、いくらでもいいから返し続けようと

腹をくくったから返せたという。

 数千万円の借金をすれば、将来の不安に押しつぶされそうになる。

だが、腹をくくることで不安を受け入れ、

毎月3万ずつ返していったのだ。

 

著者にとって「動じる」「恐れる」の反対語は「腹をくくる」である。

どんな問題であっても、まず腹をくくってしまう。

覚悟を決める。

嫌なことや余計なことは考えず、今やるべきことに集中する。

そうすれば大抵のことは解決するし、

頭の中で考える恐ろしい妄想みたいにはならない。

 

起きてしまったことは取り返しはつかない。

潔く受け入れる覚悟を決め、腹をくくるしかない。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「腹をくくる」