読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

貧しくても 「恐れない技術(桜井章一)」

江戸時代末期の開国寸前の頃には、長崎の出島を通して、

日本に多くの外国人がやってきた。

当時の彼らの記録を読むと、

「なぜこの国の人間は、こんなに貧しいのに陽気で明るいのだろう」と

一様に驚いているものがある。

 

木造のボロ長屋に住み、子沢山で、汚い服を着て、粗末な食事をとる。

それなのに家の中では笑いが絶えない。

江戸末期の日本には、そんな家が全国津々浦々にあったらしい。

ある記録には「この国の国民は貧しいが、決して貧困ではない」と書いてある。

 

「貧しい」ことと、「貧困」は違う。

「貧しい」という言葉には、どこか「誇り」を感じさせる雰囲気がある。

貧しくても、金や名誉に踊らされず、明るく生きていく。

ブータンの国民は大卒の給料が日本の2万円相当である。

世界最低生活水準国のネパールでは平均年収が4万円である。

しかし、明るく誇り高く生きている人は多い。

 

一方「貧困」は「貧しい」とは大きく異る。

金銭的に貧しいだけでなく、心まで困った状態に陥っているからだ。

当然、そこでは富裕層との格差を意識してしまい、

それに対する「妬み」「やっかみ」も膨らむだろう。

それによってますます卑屈になっていく。

 

貧しいのは仕方がないし、貧しいからダメだというわけでもない。

ただ、貧しさを理由に卑屈になることがいけないのだと著者は言う。

貧しくても気にせず、堂々と生きていく人は明るく楽しく生きられる。

貧しくても心が困らなければいい。

 

貧しさだけに限らず、あらゆることでも困らなければ明るく生きられる。

ブサイクでも困らなければいい。

勉強ができなくても困らなければいい。

病気がちでも困らなければいい。

不便になることはあるかもしれないが、

それを理由に卑屈になって生きても楽しくない。

心の中では困らないようにする。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「心の中では困らない」