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百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

リスク社会を生き抜くために 「がなり説法(高橋がなり)」

高橋がなりは、SODを立ち上げるまでに2回会社を潰していた。

そのどん底の時期は自分にとって良い人生経験になったという。

だからSODの経営が順調に運び始めたとき、

彼は自分と同じ経験をしている元経営者をパートナーとして率先して採用した。

 

ところが、結果からいうと全員ダメだった。

とにかく弱気でしょげかえった人ばかりだったのだ。

何でも言うことを聞きますからクビにしないでください、という姿勢だった。

それでいて隙を見せると横領しようとする奴さえいた。

 

同じ経験をしたはずの彼らと高橋がなりとの違いは何か。

高橋氏は、彼らこそ本当のどん底を見てきたのだという。

どん底に落ちそうになった時に、誰も彼らを助けようとしなかったからだ。

それまでチヤホヤしていた取り巻きが180度態度を変えた。

自分の人望で人がよってきたと思っていたが、そうではなかった。

特に金で苦労した人は人間性を捻じ曲げてしまい、

他人を騙してでもお金を得ようとする根性さえ身につけてしまっていたようだ。

 

それに比べると高橋氏は周囲の人から信用されていた。

彼の人間性を信用して期待もしてくれていたから、

どん底に落ちないように支えてくれたのである。

最初の会社を潰した時には、取引していた業者が2000万の債権を放棄してくれた。

さらに、以前の職場の同僚や部下たちが6人で30万ずつ出資してくれた。

出世払いで200万貸してくれた元上司や、

新たな会社に仕事を紹介してくれた元取引先の社長もいた。

義理を欠かさず生きてきたからこそ、これだけ多くの人達が助けてくれたのだ。

本当のどん底とは、周りから信頼されず、誰も助けてくれない状態を指す。

 

「リスク」という英単語と一緒によく使われる動詞は「テイク」と「ヘッジ」である。

「リスクをテイクする」とは、

危険性はあるが思い切ってやってみる、みたいなニュアンスだ。

失敗するかもしれない危険よりも、成功の可能性を重視する。

それに比べて「リスクをヘッジする」とは、

最悪の状態にならないようにすることである。

つまり失敗の危険性を減らすことを重視するのだ。

現代社会は「リスク社会」だと言われるが、

リスクヘッジ」について教わる機会はあまりない。

Aという方法を思いついて、「Aをすれば成功するぞ」と高らかに宣言するよりも、

「Aがうまくいかないとき」の条件をリストアップし、

それぞれの対策案をB,C・・とあげいくのがリスクヘッジだ。

 

要は、リスクヘッジの基本は「分散させること」だ。

一つの案に頼るのではなく、複数の案を持っておく。

同じように、人間も一人で何でもやれると思うのは危険だ。

周りの人の信頼を得て、お互い困ったときに助け合える関係を築いておくと、

それが最高のリスクヘッジになる。

相手が嫌う行動を慎み、喜ぶ行動をして信頼を得る。

そうすれば、いつか自分が困ったときに文字通り助けてくれるだろう。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「信頼関係は最高のリスクヘッジ