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百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

一人で完璧にしようとするのは子どものやること 「40歳の教科書NEXT自分の人生を見つめなおす」

心の鍛え方には2種類あるという。

ひとつは「子どもの心の鍛え方」

もうひとつは「大人の心の鍛え方」である。

 

子どもが成長していく過程では、4つのポイントが重視される。

まず「我慢する」ということだ。

トイレや、公共の場で騒がないとか、

遊んでばかりいないで勉強するといった我慢である。

そして、「逃げないこと」である。

勉強や習い事などで、逃げずに根気よく続けることが求められる。

さらに「ひとりでやること」だ。

親や先生の助けを借りず、独力で解決していくこと。

些細な事でも一人でできたときに一人前と認められる。

最後が「全部やること」である。

スポーツが得意でも、勉強もしないといけない。

国語が得意でも算数ができないと叱られる。

勉強ができても部屋の片付けができないと叱られる。

 

大人たちは「すべてを完璧に」という方針で子育てをしがちである。

こうした鍛え方が成立するのは、子どもたちの体と心が

「明日は今日よりもよくなる。今はできなくても、努力でできるようになる」という

成長段階にあるからである。

肉体的にも精神的にもまだまだ成長していくのだから、

簡単にあきらめることを覚えてはいけない。

多少苦しくても、その壁はきっと乗り越えられる。

子供時代においてこの考え方は正しい。

 

しかし、大人は違うと本書は主張する。

何事も「我慢」して、どんな困難からも「逃げない」で、

誰にも泣きつかずに「自分ひとりでやる」、

そして仕事も家事も「全部やる」ことが責任ある大人の姿ではない。

 

実社会では自分の思うようにいくことは少ない。

100点満点が取れなければ70点、それがダメなら50点、30点を目指して

「頑張る」心が必要なのだ。

しかも、1回の戦いで自分を消耗させてはならない。

その後も引き続き戦えるように自分をコントロールしなければならない。

 

大人になって、少なくとも肉体的なピークを過ぎた35歳以降は、

「ただ頑張る」だけのやり方は通用しなくなる。

必要なときには人の手を借り、いたずらに完璧を目指さず、

行き詰まったら柔軟に別の道を探す。

一見逃げとか妥協にも見えそうだが、

知恵と勇気を備えてしぶとく目的を達成する「大人の心」の強さが必要になる。

 

気合と根性だけで乗りきれるのは若いうちだけだ。

必要なときには、人の助けを借りたり、人に甘えたりしながら

したたかに成長していく。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「必要ならば、我慢しない・一人でやらない・完璧にしない」