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百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

消化試合に力を尽くせ 「たった1行の成功法則 (竹村健一)」

日頃のルーティンワークをいい加減にやる人がいる。

これを余計な労力をかけまいと意識し過ぎると、

気持ちが守りに入ってしまって、

いざというときに必要な攻撃精神が足りなくなると著者は言う。

一見消化試合に見えるような仕事でも、

攻撃精神を最大限に発揮して勝たなければならない時がある。

 

著者は将棋の米長邦雄氏の言葉が参考になると書いている。

米長氏は「名人戦よりも必死でやらなければならない将棋がある」と言った。

名人戦は将棋の最高のタイトルだ。

それ以上のものはないのに、名人戦よりも必死にやる将棋とは何か。

 

米長氏がかつて十段戦の挑戦者決定リーグの最終戦に出たときのこと。

そのときすでに米長氏は挑戦者争いから脱落していた。

野球で言えば、優勝の望みのなくなった消化試合に出ているようなものだが、

米長氏は和服の正装で登場した。

彼が和服の正装で登場するのは、重大な対局のときだけだ。

 

米長氏は挑戦者になれないことが決定していたが、

この日の相手にとっては挑戦者の座がかかっている対局だったという。

こうした一戦が米長氏にとっての

名人戦よりも必死でやらなければならない将棋」だったという。

こういう一戦に全力で立ち向かうと、あとで必ず報われると彼は考えていた。

長い将棋人生の中で、たとえ優勝がかかってなくても

負けれられない一戦があると考えていたのである。

 

作家の阿佐田哲也氏は、麻雀の勝敗は「序盤戦で勝つ」ことだと言う。

序盤戦はまだ、勝負がどう転ぶかわからない段階だと思われている。

しかし、阿佐田氏は「序盤戦で自分が21対19の形に持っていく。

逆に19対21の形にされたときには、全力をあげて20まで回復させる。

それができないと、たいてい押し切られる」と考えていた。

 

短期的な目線で見れば、消化試合に見えることでも

長期的に見れば大事な試合になることがある。

要は自分の経験の中で、「ここは勝っておかなければならない」という

勝負を見極めることだ。

それは、優勝がかかるような試合にあるとは限らない。

それを見極めることで自信につながるかもしれない。

本日の武器「平凡の中に勝負どころがある」