百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

迷いのない線を描け 「10年メシが食える漫画家入門 (樹崎 聖)」

漫画では原稿が縮小されて使われるため、

線の勢いがなければ下手にみえてしまうという。

逆に勢いがある絵であれば、少々のデッサンの崩れは気にならない。

 

勢いをつけるには速さが必要だ。

ある程度速く描かなければ、美しい線は描けない。

 

速くするには、迷いをなくすことだ。

迷いのない線は美しい。

途切れ途切れの線はみっともなく、時間がかかる。

 

しかし、迷いのない美しい線と、機械的に正確な線は違う。

ただまっすぐな線を均等に長く描くだけなら、

コンピューターを使えばできる。

しかし、均等で精密なだけの線は美しくないと著者は言う。

 

では、どうすればよいか。

習字と同じである。

入りと終わりが力強く、途中が滑らかな線が美しいという。

描き始める前から、「入り」と、その次の「止め」を意識して描くべきだ。

ペン先がオドオドしているようでは、線がイキイキととしてくれない。

始めと終わりのポイントを意識して一気に描かなければならない。

始めと終わりに確信があれば迷いはなくなるのだ。 

 

そして、一本一本の線に意味を持たせないといけない。

どんなに綺麗な線でも、表現したいことにつながらなければ価値はない。

線は明確な意志を持って描く。

それを踏まえて、どこから線を始めてどこで終わるかを決める。

 

線だけでなく何事も始まりと終わりは大事だ。

スタート地点を間違えても、ゴール地点を間違えても失敗する。

逆に目標に適したスタートとゴールさえ決まれば

ためらわずに一気に進めば目標は叶う。

ベストな出発点と終着点を決めて、

美しい線を描くような意思で物事をすすめる。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「始まりと終わりに力を入れて一気に行動する」