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百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

客観性がないとギャグ漫画にならない 「10年メシが食える漫画家入門 (樹崎 聖)」

すぐそばで誰かが滑って転んだら「大丈夫かな?」と考える。

しかし、ビルの10階から下を見て誰かが滑って転んだら、

思わず笑ってしまうかもしれない。

人はアップショットだと親近感を感じ、

ロングショットだとより他人事と感じる。

つまり、自分に身近なものほど笑いにくくなり、

自分から離れて客観的になるほど笑えるようになるものだ。

ギャグ漫画には客観性が要求されるのである。

 

ギャグ漫画には普通の価値観を持つ被害者が必要である。

どんな突飛な行動も、その世界の中で突飛と感じてもらえなければ笑えない。

異常な行動を異常と感じてもらうには、

読者と一緒に異常であると感じるキャラが必要である。

本当に何でもありだと緊張が生まれず、笑いも生まれない。

普通があるからこそ、異常が引き立つ。

普通という客観性が要求される。

 

また、笑いはボクシングのパンチと似ている。

一発の強打だけではノックアウトすることは難しい。

コンビネーションでパンチを打つことで、

相手が予測してなかったとこにパンチが当たる。

普通だったらこうくる、というところを外すことでギャグは笑えるのだ。

客観的に見ることで、普通から外れることができる。

 

こち亀」でも「天才バカボン」でも、たまに人情話やシリアスな話があった。

普通のギャグ話をたまに外すことで、ギャグ話もシリアス話も引き立つ。

また、真面目なドラマや世界観の上でめちゃくちゃやっていくから

面白いとも言える。

ギャグ漫画といえども、設定や世界観など基礎的なドラマ要素がしっかりしていないと

成立しないのである。

 

まとめると、客観性がないと笑える漫画は作れない。

逆に言えば、笑うことで客観的になれる。

これは重要な事ではないか。

 

よく、自分の失敗を引きずる人がいる。

たまに自己啓発本に「自分の失敗を笑い飛ばせ」と書いてある。

笑い飛ばそうとすることで客観的に自分を見ることができるのだ。

あえて自分を遠くから見て笑い飛ばす。

客観的に自分を見ることができるので、起こしてしまった失敗だけではなく

これからできること、やるべきことが見えてくる。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「客観的になって笑えるようにする」