部屋は頭の中身を表す 「上級の仕事術 (深川太郎)」
部屋や机の整理具合を見れば、その人の頭の中がわかる。
部屋が汚い人は、問題を先送りする人である。
乱れているな、とわかってはいるが、手につかない。
「そのうち」と考えているが、自体はだんだん深刻になる。
仕事で忙しくなり、やる時間もなくなり、結果的に放置するのだ。
レストランでは、食事を作ることと、汚れた皿を洗うことは、
同じくらい重要である。
食事を作っても、皿を洗うことを省いてはいけない。
つまり、仕事は最後に整理や片付けまでやり遂げて簡潔だと言える。
整理をしないで次の仕事にいくことは、実は仕事を終わらせてないと言える。
整理は習慣にしてしまうとよい。
いつも整理していれば、毎回時間をかけなくてもすむ。
少なくとも仕事の終わりには整理をするべきだ。
机を片付けて帰らないと、次の日は机の片付けから仕事が始まってしまう。
机が片付いていれば、次の日机に向かった時には仕事モードになれる。
整理をしないといけないのはわかるが、どうしても手がつかない人もいる。
そんなときには、まず「1個だけ片付ける」のがコツだ。
整理の始まりは1個からである。
そして1個片付けると、次の1個を片付けたくなる。
いきなり全てをやろうと思わず、まず1個片付けることで
だんだんと整理モードになっていく。
部屋が整理されている人は、頭の中も整理されている。
部屋が汚れている人は、心も乱れていて余裕がなくなっている。
人は環境に左右される。
何かがうまくいかないときには、整理整頓清掃からとりかかる。
そうすることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「部屋を整理することで頭の中も整理する」