百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

勉強が得意な子供に育てる方法 「思いが実現する船井幸雄の60の言葉(佐藤芳直)」

ある進学塾のコンサルティングの中で

勉強のできる子になる簡単な方法を著者が聞いた。

 

まず母親が、小学校入学から三週間は家にいること。

そして子供の帰りを待つ。

帰ってきたら「勉強しなさい」とは言わない。

まず、ランドセルの中の教材を全て出させて所定の場所に置かせる。

こうすることで整理整頓グセをつける。

 

そして遊びに行きたい子供に、1分だけ時間をちょうだいと言って質問する。

「今日は何が一番楽しかったか、お母さんに聞かせて」と尋ねる。

そこで算数とか国語とかそういった答えは期待しない。

体育でも図工でも何でもいい。

答えたら必ず「そう、よかったわね。体育が得意なのね」と言ってあげる。

そして遊びに行く子供を見送る。

これを繰り返すことで、1日を振り返るクセがつく。

 

次は寝る前に質問する。

「明日は何の教科が楽しみ?お母さんに教えて」と尋ねる。

体育と答えられたとしたら、

「そう、体育が好きなのね。じゃあ、明日どうだったかまた母さんに教えてね」

と言う。

こうすることで、子供は明日体育をがんばって

またお母さんに褒めてもらおうとする。

 

はじめから勉強好きな子供はいない。

整理整頓の癖、振り返る癖、そしてお母さんに話そうと一生懸命頑張る気持ち。

これだけ習慣にできれば十分なのだそうだ。

最後の「お母さんに話そうと一生懸命頑張る気持ち」というのは

一番好きなお母さんから褒めてもらえる、というのが重要なんだろう。

行動の動機付けとも言えるし、シンプルに言えば心のご褒美ともとれる。

 

大人になったとしてもこの3つの習慣は重要ではないか。

帰ったら持ち物を整理整頓し、1日を振り返る。

自分の家族や、あるいは仕事の上司にねぎらってもらう。

ねぎらってくれる人がいないなら、自分で自分にご褒美をあげてもいい。

また明日頑張ろう、という気持ちになれるようなことをする。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「帰ったら、整理整頓・振り返り・ご褒美」