効率は思いやりから生まれる 「思いが実現する船井幸雄の60の言葉(佐藤芳直)」
定物定位置とは、いつも使うものを決まった場所に置くことだ。
成功する人はこの定物定位置を必ず守る。
根底には「次に使う人のことを考える」という思いやりがある。
ハサミを使ったら、次の人がすぐに使えるように元の位置に直す。
カッターで粘着テープを切ったら、次の人のことを考えて
刃を拭きとっておく。
効率的に時間を使える人は、定物定位置を必ず守る。
そうすることで次の人に無駄な時間を使わせない。
他人の時間を大切にできる人は、自分の時間も大切にできるものだ。
かつて自分の社員が机の上に書類を置いて帰っているのを見ると
腹が立って定規で片っ端から落として帰ったという。
机の上を書類や本でいっぱいにしていると、
翌日はその整理から仕事が始まる。
それは非効率なことである。
翌朝の自分の時間を大切にしていないということになる。
机の上や引き出しの中の整理整頓がきちんとできている人は
いつも効率的に仕事を進めている。
他人に、そして未来の自分に無駄な時間を使わせない。
そういう意識を持っていれば自然と効率的な仕事ができるようになる。
効率は思いやりから生まれるものである。
その意識を持ち続けることで自信につながるかもしれない。
本日の武器「他人や未来の自分に思いやりを持って行動する」