何に対して恥ずかしくなるべきか 「仕事で遊ぶナンバ術(矢野龍彦・長谷川智)」
日本は恥の文化だといわれる。
こんなことして恥ずかしい、と思うとき
それは何に対して恥ずかしいのだろうか。
おそらく「他人」に対して恥ずかしいと思うのではないか。
では、他人が誰もいないときには何をやってもいいのだろうか。
当然良くはない。
「恥ずかしい」という気持ちは自分の行動を正してくれる基準になる。
しかし、それは他人から見て、という基準ではなく
自分自身に対して恥ずかしいと思わなければならない。
誰も見てなくても、自分ひとりでも、
こんなことをしたら恥ずかしいと思わなければならない、と著者はいう。
たとえば失敗を犯したとき、
他人の目にどう映っているかを考えて恥ずかしがるのではなく、
失敗から早く立ち直れない自分に対して恥ずかしいと思わなければならない。
誰にどう思われるかは大きな問題ではない。
そんなに他人はあなたのことに関心はない。
自分の基準で「自分に対して恥ずかしい」を作っていけば、
行動や言動はおのずと正されていく。
他人の目を気にしすぎると自分の行動に不自然なブレーキがかかる。
自分に対して恥ずかしくないか、という基準を持ち、
他人の目を不必要に気にしない。
そうすることで気持ちも楽になるし、
自信につながるかもしれない。
本日の武器「自分に対して恥ずかしくないようにする」