百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

ペインポイントをつけ 「結果は行動する前に8割決まる (金田博之)」

優れたプレゼンは人を引き付ける。

人は自分が直面している悩みや課題の解決策が提示されたとき、

最も興味をそそられ他人の話にのめりこむ。

どんなに精巧な図や文章を並べられても、

「こういう悩みはありませんか」と気持ちをこめて語られたほうが、

「そうそう。まさにそのことで悩んでいるよ」と共感されるものだ。

自分の経験にもとづく課題は聞き手の共感を生む。

 

これを英語では「ペインポイント」という。

著者は上司に「プレゼンでは相手のペインポイントを押さえなさい」と

言われたそうだ。

要は相手の痛いとこをつけ、ということだろう。

 

例えば新しい営業組織を立ち上げるプレゼンをするならば

「売り上げを増やしたくても営業人員を増やない。

人員が増やせないから営業の訪問件数活動量を増やせない。」

というペインポイントがあったとする。

それに対して「本日は今の10分の1の人員で、今と同じ訪問件数をカバーできる

新しい営業モデルをお話しします」と提示する。

相手のペインポイントに「こういう解決策があります」と提示することで

聞き手は興味をそそられる。

 

何かを提案するときに相手のペインポイントを探ることだ。

それに対して自分のできることはないか考えると効果的になる。

その際に自分の経験から語れるとさらに説得力を増す。

自分の抱えている悩みは

他の誰かにとっての悩みでもあるかもしれない。

その悩みが解決できたとしたら、

どのような過程を経て解決できたかまとめておく。

実際に解決してきた人の話は説得力がある。

 

相手のペインポイントは何だろうか。

自分のペインポイントは何だろうか。

それを把握することで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「ペインポイントを把握する」