百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

「そのうち慣れる」のではなく  「結果は行動する前に8割決まる (金田博之)」

昇進、異動、転職など新しい環境や仕事になったときには

「そのうち慣れるだろう」と楽観的に考える人が多い。

しかし、著者は「そのうち慣れる」のを待つのではなく

「早く慣れる」ためにはどうすればいいかを考えるべきだと主張する。

 

海外と日本を比べたときの違いは「初速」だという。

何かを決めて最初に結果を出すまでのスピードが速い。

「そのうち」ではなく「一気に」やりきる。

新しい仕事や環境においても速く慣れて

速く自分の能力を発揮できる環境を作るほうが望ましい。

 

速く慣れるためのポイントは3つある。

一つは「接触回数」を増やすことである。

人に慣れるには、人と接する機会を増やすことだ。

話す回数が多くなるほど、だんだん親しくなってくる。

 

もう一つは「繰り返しに慣れる」ことだ。

日常的なルーティン業務に早く慣れて、

単にできるだけではなくスピードや効率を上げる方法を考える。

いかにルーティンをさっさと終わらせて

自分のやりたい仕事にとりかかれる時間を増やすかがポイントだ。

 

最後は「早く結果を出す」ことだ。

新しい環境で早く結果を出すことが一番重要である。

元サッカー選手の中田英寿は、セリエAのデビュー戦で2得点を挙げて

日本人ということで冷ややかに見られていた自分の評価を覆した。

短期で結果を出すことは、どの世界においてもインパクトを生む。

新しい環境に入ってきた人がどのように行動するかは、

いろいろな人が注目している。

そうした人たちにいったん結果として成果物を見せることは

非常に重要な意味を持つのである。

 

じっくり慣れていこう、から1歩進んで速く慣れることを心がける。

自分から人に話しかけ、ルーティン業務を効率的に終わらせることに注力し、

最速で何らかの結果を出すことを目指す。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「速く結果を出して速く慣れる」